ガンダルヴァとイシスの巫女たち

 

桜も散り始め、早くも新緑が目立つようになってきた関東。

確定申告の第二弾も、先日無事に出し終えてひと安心。頭の中を数字と簿記用語が行き交う中、なんとか書いていた日記が今朝また消えてしまって・・一旦頭をリセットして、話題を絞って再度書くことに。今日の話題は「ケンタウロス」。

アルガンザのセッションの中で、いつ頃からかちらほらと出るようになり・・自分のセルフワークでもその前後から出ていて、何だろう、と思いながら幾つかのステップを踏み、一度2015年ころ?出来たばかりの「リリスリリース」の姉妹ワークとして、「乳海のニンフとケンタウロス」というものを作って。「リリスリリース」と同じ石たちやエネルギーソース、メソッドを使って、ケンタウロスを外す、というもの。リリスを外すか、ケンタウロスを外すか、という違いで、今思えば男女それぞれのヴァージョンでの同じワークだったと分かる。

いつもそうであるように、同じワークに組み込まれることの意味を、当時はあまりよく分かっていなかった。か、当時は分かっていたものの、ここ数年は忘れていたのかもしれない。今回、先日 Info記事に書いた「イシスの巫女たちの堕落」と、ケンタウロスが改めて一緒に出てくる体感や、セッション内容が続いて、両者は関連性があるのだろうと書いていたっけ。冷静に考えてみると、関連性がある、どころか、一対のテーマなのだ。出来たばかりの「リリスリリース」に、ケンタウロスを当てはめている時点で、そこまでは気づいていなかった。

何か別のものを、同じ手法で外すのだろうと。。。思っていた。

けれど、先日のInfoを書いてからさらに、何かあったという訳ではなく、頭や記憶を整理していくうちに気づいた。ケンタウロスが憑いて、巫女たちの約半数を「堕とした」ということだ。具体的には、神に仕え、人々の為に祭祀を担う無私の、公的な立場としての巫女たちが、自我により他者を蔑んだり、権力や名声を奪い合ったり、といった、今の人間社会にも存在するネガティブな精神を自らの中に「拓いた」・・・想像力が必要かもしれないけど、当時はまだ、人間はもっと純粋で利他であったと私は考えている。

そのため、「巫女たちの堕落」は、強烈な出来事であったと思う。彼女たちだけではなく、祭祀の中にもネガティブな神的エネルギーが流れ込み、結果として社会全体が堕ちていった。人類の堕落、いくつもの段階がある中の、ひとつの変換点であったと思う。

なぜ、ケンタウロスという、四次元存在(肉体を持たない)が、巫女たちを堕としたのか。

それは、ケンタウロスたちが配偶していた「乳海のニンフ」の転生者たちが、当時、巫女たちの半数を占めていたからだということに、気づいた。

リリスの発祥に、ケンタウロスが関わっている。ならば、当時のワーク「リリスリリース」で、堕ちた女性性リリスと、堕ちた男性性ケンタウロスを外すという2テーマが対になっていたのも今、ようやく、理由がはっきりした。

そして、改めての「イシスの巫女たちの堕落」を整理していた最近、以前にもう収束したはずのケンタウロスの気配がまた、やって来ているのも納得。体感もあり、ヴィジョンもあり、セッションでも出てくるし、以前シャンバラがすべて(ケンタウロスを)収容したという情報を受け取っていたのに、また何が起きているのだろう?と、思っていた。。

理由が分かって深く納得したところで、確認作業のひとつとして、改めて「ケンタウロス」を調べてみようと、ウェブのレベルだけど検索をしてみる。すると、幾つかの情報源には、以前も調べて、ナゾの男性性の怪しい四次元存在を「ケンタウロス」と名付けた動機となっているようなものが多く目に付く中、非常に興味深い新しい情報源を見つけた。以下、引用

Gandharva(ガンダルバ=仏教が日本に伝わった際の音訳は乾闥婆:ケンダツバ=インドからギリシャに伝わりケンタウロスとして神話に組み込まれたと考えられる)

サイト「コトバンク」より 出典小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)

古代インドの半神半人の精霊。音訳は乾闥婆、犍達婆で、意訳は香神、嗅香(きゅうこう)、尋香(じんこう)。虚空に住む天界の音楽師とされ、天の踊り子アプサラスを配偶者とする。古くは『ベーダ』聖典に出て神酒ソーマの守護者とされ、雨や雨雲と関係が深い。しかし、婚礼の歌ではビシュバーバスという固有名詞となって現れ、新婦にまといつく男の精霊とされる。また、ヒンドゥー教では天の楽人となり、図像学的には半人半鳥の姿で描かれるが、しばしば人に憑(つ)く精霊として、夜叉(やしゃ)や羅刹(らせつ)などと同列視されて恐れられた。終始婚姻や性愛との関連を離れず、つねに女性を愛している。仏教に入ると天竜八部衆(てんりゅうはちぶしゅう)の一人とされ、酒肉を食せずただ香のみ求め、緊那羅(きんなら)(半人半鳥の美女)とともに帝釈天(たいしゃくてん)に奉侍(ほうじ)して伎楽(ぎがく)を奏するとされる。ときに今生(こんじょう)に死して次生(じしょう)に生まれる間の中有(ちゅうう)、中陰(ちゅういん)の義にも用いられ、天の楽人と中有の結び付きは、なおつまびらかにしえない。[原 實]

https://kotobank.jp/word/ガンダルバ-49231

これは本当に「答え合わせ」的な、画期的な説明だった。アンダーラインを引いた「アプサラスの配偶者」・・恐らくこのくらいしか、以前に「ケンタウロス」と定義づけた根拠は無かった。セッションやセルフワークでのヴィジョン、情報から分かっていたのは、「ニンフ」と配偶する男性性であり、何らかの理由で闇の存在となった、それゆえにニンフであった魂の女性に、今でもつきまとう、という内容だった。ニンフは、インドでいう「アプサラス」であり、ギリシャではアフロディーテの語源・イメージソースであると考えられる。

ジェネシス神話にも、既に「ニンフとケンタウロス」は出来た当初から書いているけど、ここまでハッキリと、こちらで感じている体感やヴィジョンと、一致する情報はこれまで出会っていなかった。(今回いとも簡単にネット検索で出て来たのだけど・・)

太字にした部分にご注目。新婦に「まといつく」、「常に女性を愛している」「聖愛との関連を離れず」これは、アルガンザのセッションで以前も今も、感じ取れるケンタウロスの性質であり、さらに言えば、自分だけが置いていかれないように、その女性の霊的な進化を邪魔している。。

それはそうだ。本来、レムリア当時は乳海という五次元の楽園で、ニンフという女性種族との配偶が常に保証され、神の膝下で、むつまじく暮らしていたところに「何かが起きて」、ケンタウロスだけが堕ちてしまった。けれど配偶者であるニンフを自分のものであるとしておいかけ回す・・ニンフたちも混乱し共に滅びる、・・というのが、ジェネシス神話に既に組み込まれている両者のストーリー。天界に住い音楽や香をたしなむ?存在であったというインド神話の記述も、堕ちる前の彼らを表すようで興味深い。

今回分かったことは、

そのニンフたちが時を経て、アトランティスの一時期に人間界でイシス神殿の巫女として生きているところへ(アトランティスでは原型ごとに転生の機会が与えられ人々が自分のレムリア以前のルーツを知っていて、それに応じて職業に就いているよう)、「何らかの理由で」霊としてのケンタウロスが解き放たれ、自分の配偶者である巫女たちに「憑いて」、引き下ろしたということだ。恐らく人間社会にその混乱、闇を招きたいという「何かの」意志が働いて、のことだろう。。

より詳しい部分、「何らかの」の内容は、改訂中のアルガンザジェネシスのバイブルに、反映させたいと思う。

ゆえに、今、ケンタウロスがまたウロウロしているように見えたり感じたりするのは、私たちの記憶から来ているのかしら・・それとも? 人類全体のシフトアップの今、原型物語が動き、各自の中のリリス、各自の中のケンタウロスが炙り出されているのかしら。。

リリスも、ケンタウロスも、性愛と結びつき、リリスはお金や経済にまつわること、ケンタウロスは精神の成長・霊的進化・人としての成功などの面で、それぞれ、対象となる異性存在の状態を悪化させる。実際に生きている私たちの中に存在している、魂の歴史に由来する、リリス性、ケンタウロス性が、今現在も現実面で共に生きる伴侶や異性に良からぬ影響を引き起こして、相手からパワーを奪い弱らせているかもしれないし、四次元存在としてのリリスやケンタウロスが、人として生きる私たちに「憑いて」いることもあるだろうと思う。

前に一時、ハイウェアで「ケンタウロス・ソースリダクション」というワークがメニューにあった。

GATのソースに、どんどん、見つけたら送り込んでいいと(笑)聞いていたので、その方法でケンタウロスをクライアントさんから「外して」、ミカエルに立ち合ってもらい、7次元に送るという内容だった。けれど、今また浮上して、情報が補強されている中で、発見したものをどう扱えばいいのか?考えながら・・ひとまずお客様のセッションでは同じようにミカエルに託しつつGATへ。また新たな直感、ガイダンスの受信があれば、シェア出来ることはシェアしたいと思ふ。。。

まあ、私の感覚としては、ずっと以前からアルガンザでは取り扱って来たテーマであるし、今回、バイブルや「アトラスハシス」により詳しく書く・・ことが、重要なのではないかと。それにしても、インドでは伝統的に「花嫁に憑く」「精霊存在」と言われていたとは。以前ケンタウロスの定義付けを、比較的すんなりと直感的に出来たのは、私の中にその記憶が、あったからかもしれない。

そうだ!大事なこと。

プラクティショナーさんたちに、数年前の「プロテクション専科」で伝授したサンスクリットの魔除・呪詛避けのマントラの文言の中に、よくよく考えてみると「ケンダツバ」として、名前が出て来ている点に注目してみて下さい。。リリスもだけど、排除すれば良いというものではないので、やはりシャンバラに委ねてソースに返していくという事になるけれど、嫌がらせは辞めて貰わないといけないので、そんな時には例のマントラも活用すると良いかなと思います。

そしてこれを読んで怖くなってしまった、心配になってしまったという方が居たらごめんなさい。もしその「怖い」が記憶や潜在意識の反応であれば、現世で起きている問題の解決の糸口かもしれません。プラクティショナーさんにご相談でも良いですし、Amari’s Work の場合は Utpalaの自動セッション(スピリチュアルコース)でも、レムリアントランスミッションでレムリアからアプローチしてみる、でも、良いかもしれません。気になる方はご相談ください。。

Love and Grace,

Amari

遺伝子の記憶 

以前、アメリカ「ヒストリーチャンネル」の番組を見ていたら、イタリアの研究チームが、「ナチスのホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を生還した、PTSDなどの症状を持つユダヤ人」の子孫を調べたところ、精神疾患の発症率が高い事が分かった」とあった。

人間の気質は、ヒーリングの視点で表現すれば、エネルギーのデータとなって、過去生由来の当人のものだけでなく、親から、そして先祖代々受け継がれるものだと言える。

ヒーラーとしての私のイメージ(セッションでの見え方・感じ方と、神智学からの情報をすり合わせて)は、ソウルの転生データは宇宙に保管されていて、転生する際に胎児の段階のどこかでソウルが体に宿るその時に、データが移動して、オーラ第四層のコーザル体に搭載、そこから徐々に、エーテル(1)、アストラル(2)、メンタル(3)体と、整備されていく。

一方で、両親から受け継いだ遺伝子の中にあるフィジカルだけではなく、気質や本能的感覚などもまた、エーテル、アストラル・・と浸透していって、ソウルからの情報と混ざり合って、個人の特徴付けが起きていく。この辺りは胎児の段階なのか、生まれてからなのかはよく分からない。シュタイナーはどこかで書いていた(述べていた)気がする。

ホロコーストのようなかなり強いストレス、恐怖、飢餓や痛みなどの身体的苦痛を伴う記憶は、当人だけではなく、生き延びた後に生まれた子孫にもコピーされ継承されるという。より詳しく知るためにネット上で検索してみると、ホロコーストだけではなく、同じようなPTSDと子孫への遺伝を扱った研究が、世界各国の研究チームにより、報告されているようだ。

この事について、ヒーラー目線で更に考えていくと、ご先祖が苦しんだ記憶は遺伝子に何らかの変化を起こし、先天的な情報となってその後の子孫たちに継承される。ヒーリングを必要とする理由は様々であるけれど、体質だけでなく気質や、本能的なパターン、精神なども、家系の影響を受けていると言うのは、納得出来る。

今世それほど、苦労や苦痛を味わったわけではなく、平凡に幸せに生きて来た筈なのに、この常にある「空虚感/悲壮感/自己否定感/不安感/謎の怒り/疎外感/孤独感 etc.」はなに?というようなご相談は割とある。

その場合、考えられる路線は2つあり、

一つは、今世の自分にトラウマ等はなくても、過去生などの魂の記憶にその情報がある。

もう一つは、家系的、遺伝的に受け継がれている気質、である。

そして、双方は重なっていることが多い。魂は、未解決の課題を消化するために同じ鋳型、カルマパターンを持った家系や親を選んで生まれて来るからだ。

さらには、土地が持っている歴史・・という要素も、先祖代々その土地に住んでいるとしたら、影響を受けているかもしれない。

もちろん、皆が皆ではなく・・例えば古戦場近くに住むある家族が居て、代々、同じような病いや、嫁が来ないとか、男子が生まれない、などのカルマが持ち越されているとしても、ある時にキラキラと高周波でパワフルな人がその家系に生まれて来て、引き寄せでその人に同じようなパワフルな嫁が来て(笑)、悩まされて来た問題が一気に解決するかもしれない。

中和されたり・・また戻ったり・・ということもあるだろうし。私が実際に見聞きした中で、先祖が開拓・開梱していると、そこに住んでいた動物たち、特に駆除された蛇などのエネルギーがその家系に憑くということも。地主さんは神社を建てて祀ったりとされてる事がよくあるけど、やはりそういう事は大事なのだなと思う。

蛇について言えば、夫婦の繋がりが強いそうで、伴侶を奪われたりすると仇となった人間、その一族を恨んでしまうとか。

ニュータウンに住んでいて、さほどその土地に歴史は無いと思っていても、開発・開拓などで一気に広範囲の自然が破壊される時、そこに眠っていた(最近まで雑木林で隠れていたような)遺跡や遺物なども掘り返されて、昔の地主さんのような宗教的儀式をせずに工事を進めてしまう事もあるだろうから、ニュータウンでも安心は出来ない。実際に幾つも、そういった事例を聞いている。

それと、私自身が割と引越しが多かった為に、土地のエネルギーがそれぞれ全く違うことを体験するうちに、気の流れが良い/悪い なども感じやすくなっていて、最近だと事前に物件の前にその土地を見に行くようにしている。開発・開拓によって土地の性質が生かされずに損なわれている事も多々あるだろうと思う。

話が逸れたので元に戻すと・・この事は、アルガンザで基盤に据えている地球と魂の創世記「ジェネシス」世界観における、様々な原型エネルギー、原型種族との関連付けからも、説明することが出来る。家系に「〜の原型エネルギーが強め」などの表現をする事もあり、また家庭内で、家族同士それぞれの原型パターンを持って、互いに学びの為に生まれて来たりする。

土地についても、ジェネシスにいう宇宙由来の原型エネルギーや、その混合で生まれて来ているレムリア、アトランティスなどの先文明(非物質含む)のエネルギー、自然界の集合場、種族のグループ的な情報を持っていることもある。

一度、仏教徒して信仰・修行していた時代がある私としては、「先祖供養」「土地(歴史)の浄化」などのテーマでも、当時は学んだ事も多かったけれど、今はそれとは少し違ったスタンスを持っている。今ここ、の遺伝子をヒーリングによって癒す時、その遺伝子で繋がっている先祖の魂もまた、癒されると考える。同時に、誰かに癒しが起きると、同じ原型で繋がっているソウルたちの集合場にも、癒しが波及する。その逆もある。

見えないもの=霊、スピリットなど神秘的な領域 ではなく、

私たち人間の物質要素も、非物質要素も、魂も、すべてデータ(情報)で出来ているというのが、今、量子物理学などと接近してきた新たな時代期の「スピリチュアル」である。そうかと言って機械的なあり方や考え方、心や温かさをカットしたような世界観ではなく・・数学的であっても、その中に宇宙を貫く創造主の愛を感じられるような意識を、私たちが拓いていく時代が来ているということだ。

そうそう。同じくヒストリーチャンネルだったか、NHKだったか・・コンピューターを動かしている「0と1だけで表現される言語」=2進法。遺伝子もある意味、2進法なのだとか。つきつめて&意識を広げて考えると、遺伝子を始めとして、あらゆる人間の物質・非物質が同じ原理で説明が出来るのかもしれず。肉体でも、感情でも、魂でも、過去生でも、関係なく、同じ言語で記述されているのだとすれば、

インド哲学や仏教の宇宙観にあるような、宇宙の創造主はミクロにしてマクロであり、それが私たち自身である、というような話も、数学的に謎解ける日が来るのかもしれない。

今はまだ人間の知識、技術、科学的センスが追いついていない訳だけど、量子論、脳科学や医学の研究も、遺伝子の解明も、すべてが一つの法則で説明出来るはずであるし、古代インドの人々は・・少なくとも一部の哲学者や執筆者は、それを知っていたのだろう。

遺伝子に刻まれているあらゆる記録、データから、直接話を効くヒーリング、みたいな手法が生まれるかもしれないし、先祖供養や地鎮や霊媒や憑依などの「非科学的」な現象や手段も、きわめて科学的なアプローチによるエネルギー変換であるということが、理解される時代も遠からず、来るのだろうと思う。

ニコラ・テスラは電気を発明し、世界中に無料で配ろうとして阻止された。A.チューリングは二進法によりコンピュータの土台を発明したが、時代の犠牲者となって失意のうちに世を去った。それでも人類の歴史は少しずつ賢くなり、先駆者だった天才たちの偉業を少し遅れて理解し、実用化する。

これもある種のワンネスで、今ここにある世界こそが、私たちの魂が共に作り上げて来た結果である。良いことも、そうでないことも。遺伝子の中には、そんな人類・・いや、ヒト種族になる前からのソウルたちの、地球における歴史が詰まっている。

ジェネシスヒーリングのバイブル「the Genesis」の改訂作業をしていたら、時々ある、個人を超えた「歴史そのものと同化する」「アカシックレコードになる」ような感覚が訪れた。

ワンネスと言いつつも、まだ悟りに至った訳ではない私にはどうしても、固めておきたいコンセプト、自分の仕事を通して伝えるべきメッセージがある。

色々有って、良いと思う。それぞれ、の役目や立場で、良いと思う。それぞれの速さ、高さ、遅さ、低さ、自由な角度、あっていいと思う。ラジャスとタマスを行き来しながら、サットヴァにはいつか、それぞれのペースで行き着けばいい。

むしろ自分自身がそれにこだわり、世間や周囲になびくではない、自分のライフスタイル、生き方を重視して来た。

自由な人間が、自分自身としてそこに立ち、自分の足で歩いていけば良い。

けれど、滅ぼす力、壊す力、奪う力、損なう力、枯れさせる力、だけは、人類は無くしていくよう意図しなくてはいけないのではないか、と思っている。

戦争や破壊がある限り、遺伝子は傷を記録するから・・人類は負のループから抜けられなくなる。急には無くならないとしても、少しずつ創造と破壊の比率が変わっていき、いつか悲しみを伴うような攻撃や、奪い合い、戦いが、個人のレベルでも、国同士のレベルでも、起こらなくなることを願う。

Love and Grace

Amari

ジェネシスの森/「不安・恐れ・悲しみ」とオージャス

昨日の Infoブログ『イシスの巫女たち〜』から一夜明けて。珍しいほどによく降る雨の日。

最初にサロンを始めた頃、ごく初期というよりは本格的に、対面サロンに日々お客様が来るようになった奈良での活動に入った頃、現実の自分の人生には起こらない不思議な人々の感情的な反応を、「シリウス系のワークをしていると、浄化が強いゆえに起きる」現象だと考えていた。・・これは、私以外のヒーラー先生、同業の知り合いなどとも話しているので多分間違いではない。「シリウスは厳しいな」と当時は考えていた。

そこに加えて、横浜に移ってから土地系のワーク、地鎮・・というにはアルガンザの場合はもっと時空を超えているような感じだったけど、いわゆる「アースワーク」の小さい瞑想グループを作ると、何かこう、いつも参加者同士のエネルギーが摩擦するような現象も見られて、「アースワークは厳しいな」と今度は言うようになる。

そして、2017年以後、それまでとの厳しさとは比較にならないような、スパルタ的な学びを伴う仕事となったのが「ジェネシス」という概念と、その歴史絵巻に合わせて活用するためのエネルギー、光線を取り扱うという新たなアルガンザのプロジェクト。その頃ちょうどスクールで導入するようになっていたアリス・ベイリー著書群が伝える「弟子道」というものの厳しさが、まさにそれなのだと気づいて、厳しい、厳しい、などとはもう(私の立場では)言わなくなった。。。

簡単に言うと、「ヒーラー辞めますか。それとも感情やめますか。」という感じ。感情とは幻想なのだと分かっていないと、進めなくなってしまう。分かっていなくても、せめて言い聞かせながら。これは一般のクライアントさんや、ヒーリングを受けるようになった方々、学び始めた人々でもメカニズムは同じで、浄化や手放しの際には、感情や現象が飛び出してくるものだから、それに負けてはいけない、というのは基本でもある。

デトックスでは済まなくて、カタルシス(瀉血)、クライシス(危機)とさえ呼ばれる。

単に三次元で、目の前に見えている土地や、その土地の歴史・・というのではなく、次元をまたいだワークが伴う、ジェネシス層のアースワークや、個人のヒーリングにおいても、ヒトとしての転生を超えた、オーラ層の多次元にも響かせていくジェネシス層の癒しと解放は、世界観や行う側に求められる意識においても、そこで必要とされる周波数においても、「弟子道」の周波数帯にある、と言う事なのだろうと自分では思うに至っている。

「ロードオブザリング」の指輪のように、「ジェネシスの森」に入ると、自分自身のエゴのささやきが増大する。それぞれが持っているいまだヒトとしてはバランシングに至っていない要素が、原型同士の不協和音として際立って来て、ジェネシス神話に登場するネガティブな原型エネルギーや、ネガティブな影響力で自分に害を与えるモノ、のように見えて来てしまったり。感情の、更に奥にある潜在意識に刻まれた記憶が、響きを増大させて自己主張をして来たりする。

小さな感情の、感性のタネのようなものが、数千年、数万年越の問題に癒しのチャンスが訪れた時、大騒ぎするのだ。昨日のInfoで書いたように私自身の場合、クライシスというレベルでそれが起きたのは、「アトランティスの後期エルフたち」情報が出て来る時だった。

その仕事をひとまず伝授という形で終えたからといって終わりではなくて、寧ろそれから何年か、エルたちの喪失感や、破壊者への怒り・憎しみ・嫌悪感、失われた純粋なものたちへの同情心などが、引出されるような現象化と、それを手放し時空を超えて乗り越えていくプロセスも続いて、その後の確認作業も済んで、という所に、私の場合は去年の4月、10年ぶりの「シャンバラ」の学びがやって来た。

それ以後は、セイクレッドレイキの『純白マーラ』のような感じ(笑)・・

アーユルヴェーダの聖典「チャラカサンヒター」によると、生命を輝かせるエネルギー成分「オージャス」が、心臓に8滴、蓄えられていると伝えている。これは微細な物質とのことで、エネルギーだと考えられる。そして体の免疫機能や心の力、脳の働きなどに強く影響を与える。

このオージャスを減退させてしまう原因としてあげられる中に、感情面では3つ。「不安・恐れ・悲しみ」とある。怒りや憎しみではなく。オージャスとは生命を生き生きと輝かせるものだから、ラジャス系の感情(怒りや憎しみ)ではなく、ハートの力を弱めるような感情が原因となるようだ。「不安・恐れ・悲しみ」

心臓に存在するというオージャス。それに関係すると思われるハートの愛の力、自尊心などが低迷すると、免疫力や感覚器官が調子を崩し、病気や老化がもたらされる。それだけではなく、「知的能力を損なう」とも書かれている。

病は気から、というのは、この心臓にある「オージャス」と関係がありそうに思う。

本来、愛であり善であり信であり、純粋性に貫かれていた魂たちが、いかにして心や体や社会に病み(闇)を受け入れるまでになっていったか。そこを取り扱うのが「ジェネシスヒーリング」であり、ジェネシス概念をベースに、本来の魂の力を取り戻していく処方箋が、様々なアルガンザワークのエネルギー、メソッド、光線である。

参考文献:「本当の自分を取りもどす アーユルヴェーダ」(Gaia Books)

https://lumiereblanche.shop/?pid=172567039

Love and Grace

Amari

「今ここ」は「わたしの心」

スピリチュアルな世界でよく言われる「今ここ」(が大事という話)。

物理的にだけではなく、時間、この瞬間に「着地=グラウンディング」する、というニュアンスだ。もちろん大事なこと。

NHKオンデマンドで『ヒューマニエンス』の最近の回を見て・・(タイトルを忘れちゃったけど)印象的だったのでメモしておく。

人間は、地球の自転に合わせた体内時計を(各内臓レベルで)持っている、という話から、後半は脳科学の先生の研究や見解から、表題のような哲学的なフレーズが導き出された。

時間というものはそもそも存在せず、過去、未来、という直線的な流れがあるわけではない。・・という話は、近年は量子物理学からも説明されている。脳科学から?一体どんな見解なんだろうと思って興味深く見ていると、

直線的な時間は存在しない、過去も未来もなく、様々な瞬間瞬間の記憶が、同じように散らばっているのだ・・とすると・・では「今」って何だろう?

それは、「わたしの意識そのもの」なのではないか、というお話。(大阪大学・北澤茂教授)

自分が「ここに居る」「何をしている」「何を見ている」という感覚が、自分自身の意識となっていて、「今」という認識を生み出している。その前のことは過去となり、まだ起きていないことが未来となる。

そもそも、動物たちは「未来」という概念を持たない。そのため、例えばチンパンジーは様々な感情を持っているが、未来という概念がないため、何かに絶望することもないだろう、という。

類人猿に限らず、比較的知能のある動物たちは確かに、喜怒哀楽やちょっとした知恵を持っているけど、絶望したり苦悩したりはしない。

未来、という概念を自らの世界観の中に生み出した事により、人間は難しい存在、自らを生きにくい存在にしてしまったのかもしれない。

脳とは、実際に起きている現象をすべてありのままに知覚するものではなく、0.1秒単位で入ってくる情報の中から、取捨選択してそれらしい現実を編集するのだとか。「今ここ」がスピにおいて重要と言われるのは、過去のこだわりや偏見、ネガティブなフィルターや、未来への不安や恐れに紐づいた取捨選択、脳による「編集」を通さずに、

あるがままに、起きていることを自分の中に取り入れ、冷静にことに当たるべし、という意味でもあるだろうし、この瞬間の自分の心(意識)が、「今」となって、本来直線ではない時間の一部として刻まれていく、未来に影響を与えていくのだから、

「自分みずからが人生をクリエイトしているのだ」ということを忘れずに、「今」=瞬間瞬間、0コンマ1秒の創造を、よりよきものにしていこう、という意味であろうと。改めて思った。

メタフィジカルの基本中の基本であり、最後までなかなか超えられない高い壁であろうとも思う。

たぶんみんな、ずっとそこをトレーニングしつづけるのだろうと。

それですべてが解決する けれど そうはならないのは、まだ人間が、感情の時代を引きずって生きているから。動物ではなく、意識そのものである、という段階へ、ソウルが進化していく大きな過渡期。大きな・・数千年掛かっているのだろうか?そうかもしれない。

まだまだ「感情崇拝」はつづく。ゆえに、まだこの時代においては、ヒーラーは感情的な問題やそれによって起きる現実の不具合を「幻想である」ことを知って貰うために、クライアントを導いていく役目がある。

それが幻想であると全てのソウルが悟ったら、みんな神になってしまう。けれどみんな本当は神なのだ・・インド哲学、ヨーガ哲学が言っているように。宇宙の創造主ブラフマン、その化身であるアートマン、それは私たちなのだと言っているから。ブラフマンは量子サイズで、魂の数だけ存在している。つまり「生きとし生けるものすべてに宿る」。そして、宇宙で最大のものでもある。

脳は0.1秒の「今」を集めて取捨選択し、編集して「自分」を作っているそうだ。

脳科学も、量子物理学も、インド哲学も同じことを言っている。

Love and Grace

地球が緑の星の理由(昔は紫だった!)

前回の日記から、なかなかその後も「時空のはざま」の感覚が続いて、一方で仕事はありがたく忙しくて、Diaryを書くゆとりのないまま・・2週間くらい経っちゃったかな。本当は短くてもいいから日記らしく毎日書けると良いと思ふ。

昨日は「ストロマトライト」の丸玉をショップに出した。30億年前に生まれた地球最初の生命=シアノバクテリアが作り出す「ストロマトライト」という形態。それが化石化して、ジャスパーとなっている石。シンクロは日常的に起きるとはいえ、自分ながらに驚いたのが、夜に空いたちょっとの時間に何か見ようと、契約している配信会社(サブスクとか今は言うのかな。subscription)のホーム画面を開いて・・

普段見ない領域へ入っていって、何となく、こういう時は手が勝手に。うろうろするうちに辿り着いた「ドキュメンタリー」、BBCの自然系ドキュメンタリーから「緑の惑星 地球進化の謎」というよく有りそうな邦題に訳されたシリーズをポチっと。NHKオンデを通して時々好んで見るような、BBCらしいセンスよく知的なそれでいて愛嬌があって楽しめるドキュメンタリーだった。始まって数分でストロマトライトが出て来て感激。

以前「石巫女」クラスで地球の始まり、いや太陽系の始まりからザザっと学び、海が、陸が、鉱物が、植物が、そして自然界が出来ていく流れを追いながら、超大陸パンゲアを中心に、地球という生命の歴史を探究。その橋渡しとして石たちに語ってもらい、地球のあゆみを鉱物界の視点、あるいはそのバックに(内部に・上空に)ある、高次の眼差しに触れるという試みを。後で思えばこれは数年後にまとめる「ジェネシス」の準備だった。当時はまったくそんな意識はなかったけど、ひとつの目的に向い、多方面から準備が進んでいたのだ。

そう、そんな「石巫女」ではもちろん、ストロマトライトも取り上げていて。私が持っているドイツ産の磨きものを教材にしたりしてたけど、まさか!!別の回でゲスト出演した自宅の巨大丸玉が、ストロマトライトであった事を当時は知らなかった。今回、アフリカから直輸入する際に「カンババジャスパー」が「ストロマトライト」であると知って。とても重要な鉱物であることは知りつつ、先日のインスタから、昨日のUP時にはサラリと書いてUPしたので何か物足りなさを感じていたところ。昨夜の番組で不足を補われたので、まずはここにメモしておこう。

ヘマタイトが赤いのは「地球で最初に出来た酸素に触れた」鉄鉱石であるから。という話からスタートして、地球誕生から間も無く出来た海。太陽から強烈に降り注ぐ強すぎる紫外線を、海水が防いでプロテクト。ゆえに生命は海から生まれた。

30億年前、海水の中で生まれたバクテリアは、紫色だった。塩水を含む湖、そして殆どの地球表面を覆っていた海の全体に広がった。当時の地球は宇宙から見ると、紫色だったそうだ。それが少し進化?した、あるいは変容した形で、深海で生まれたバクテリアは、その深さでも届く光の中で「たまたま」ある色だけを吸収し、自ら染まった。それは「みどり色」。

このシアノバクテリアが、現在地球上にひろがる「みどり」つまり植物の祖先になった。そして、地球は「緑の星」になったというわけだ。

紫のバクテリアには出来なかった光合成を、シアノバクテリアはするようになる。それにより酸素が地球の大気に、それまでは薄かったものの、増えて、どんどん増えて、やがて形成されたオゾン層。このオゾン層が、太陽から届く有害な影響を防ぐプロテクションの膜となって、準備が完了。安心して生命たちは、海から陸に上がるという冒険に踏み出した。

(この先、ストロマトライトとは関係ないがメモをつづける)

それから遥かな時が流れ・・・陸に上がったとは言え、沿岸部でホワホワと揺れていた不思議な形状の「植物」たちが、根っこを生やすというイノベーションが起きたのが4億年前。陸といえば当時は岩石ばかり。砂や土はまだ無かった。この「根っこ」により、植物は効率よく水や養分を吸収できるようになり、彼らの働きで(枯れた植物、雨、岩石などの反応が起こり)土が作られた。1000年で2センチしか作られない土。さらに長い時間をかけて地球全体に土の層が広がる。

そして葉っぱを持つという再びの植物界のイノベーション。太陽光や雨の水分、摂取する空気中の炭素を効率よく吸収することが可能に。

3億年前、つまり根っこを「開発」してから一億年かけて、「森」が出来た。それにより、豊かな陸の世界を目指して海の生き物たちが陸に上がる。

ちょうどこの辺り、「ジェネシス」では超大陸パンゲアとその関係で展開している「アルカテラス」文明の時代で、上空で暮らす移住者たち(アルクトゥルス、シリウス人たち)は、地表世界の面倒も見ていた。恐らく「根を持つ」「葉を持つ」「森ができる」などの植物界の変異の影で、宇宙光線や遺伝学の知識を導入して刺激を与えていただろうと。けれどこの頃の自然界は、今とはかなり様相が違う。何もかもが大きい。今のような自然界になる為には、そこから先何度も、地表世界は大量絶命のクライシスを体験しなくてはならない。

1億5千万年前ころから、巨大化した恐竜たちと、植物界の生存競争が起きていた。大量の植物を食べる恐竜たち。そう、肉食獣は少なくて9割の恐竜は草食とのこと。危機を感じた植物界はトゲや硬い殻などを生み出し、身を守る策に出る。が、6500万年前、よく知られる最も最近起きた大量絶滅のキッカケとなった隕石落下で、恐竜は絶滅。その後もこの番組はvol3まで続く。花の誕生、草の誕生、と。

最初に提示されていたテーマ、そして最後の結論は、「地球の進化は植物界が導いている」というもの。確かに確かに。

花や果実、草を生み出したことで、その後、哺乳類が栄えて今に至る。

植物界を危機に晒すと、6500万年前の恐竜たちのように、人類のほうが絶滅させられるのでは?と思う。

植物界をベースにした生存の仕方が、望ましい。と、個人的には思う。森や草原の恵みの中に、私たちが住まわせてもらっている、という意識が。

植物界のお役に立つような発展の仕方をすれば、人類も地球で生き延びることが出来るのではないか。

もう一つ、この番組で取り上げられていた「シリカ」(珪素)。砂の主成分ということだけどつまり地中、鉱物界から、植物の根、それを食べた動物たちの糞、という流れで大地に。それを新たな種族の植物「草」が取り込み、自らのコーティングに使っているという。それを食することで?哺乳類も進化してきて、人類に至る。人体が珪素、シリカで出来ているというのはそういうことか。もちろんシリカといえば水晶、クォーツだ。

元素としてのシリカは確か、八角系だとか。ここにはアルクトゥルス・リラが共存した「天空文明」(アルガンザのジェネシスで想定している10億年前の非物質「文明」)を感じるし、水晶は形状や構造からしても六角形、6の数字、つまりシリウスが関与しているとわかる。

ジェネシスでまとめてきた地球の歴史を改めて確認できた気がした。

「ニンゲン」であることに(意識が)こだわるか。「自分はかつて植物、いや元素だったかも?」くらいに頭が柔らかいか。・・何となく浮かんだのは、地球という生命体そのものやその歴史、酸素のある地表つまり植物界の温存を意図するか、人類のことだけを考えて「地球がだめなら他の星へ」と考えるかで、未来、あらゆる分野で道が分かれていく気がする。前にも書いたけど・・物凄く大きな分岐点だ。ある種の思想、もしかすると哲学的、宗教的な分岐となって、人類を二分するかも。

地球温存主義、と、人類優先主義。二極化はいろいろな層や切り口で起きると思うけど、これが遠い未来、最大の二極化現象となって、人類を二分するのではないかという気がする。自分が魂であると知る人は、「今はたまたま人類ですが」と分かっているので、前者になるだろう(無意識であっても)。他人ではないのだ、植物界も。藻類も。地球のすべてが、自分たちなのだ。

だから上の「二極化」を言い換えると、人は魂なのか、物質人間なのか、という事になる。

思想の二極化はすでに始まっている。物質人間として新たに物質的創造物を生み出し(機械、AI)、人類が「神」になるという流れ(風潮)を、止めることは出来ずとも、修正することは出来るか。「植物の星、地球」という概念は、そのキーになるはずだ。

Love and Grace

Amari