融合の哲学 — M.ガブリエル・フェミニズム・神智学 —

相変わらず休「韓」期が続いているので、NHKオンデを開くと、放送されたばかりの『マルクス・ガブリエル日本を語る2023V』があり、早速視聴。このシリーズ、「欲望の時代の哲学」や「欲望の資本主義」は好きで全部見て来ている。

哲学者である氏の話は抽象的で捉え難いけれど、そのままフワっと受け止めるようにしていて、そのフワッとの中には自分なりにエッセンスとして理解できている感覚がある。「世界は存在しない」のフレーズで一躍、知られるようになったガブリエル氏だけど、そういえば、「一元的な世界は存在しない、それは分かるとして、その先どうしろという哲学理論なんだろう?」と、本を数冊買い集めているのによく分かっていない(丁寧に読了には至っていないゆえ)事ににふと気づいていて。

今さらだけど、人道、倫理、ヒューマニズム(人間愛)を、呼び戻そうということか・・と、今回の新しい番組を見ながらおさらいしていた。一見(特に自分にとってはずっとそういうものだと思って来たし発信してきたので)ごく普通、当然と感じるようなことだから、フワっとしている、という体感だったのかもしれない。識者の方々はどう評するのかなと検索をしてみると、こちらの記事が参考になった。

(集英社新書プラスHP 『新しい哲学の教科書』著者・岩内章太郎氏インタビュー)

あらゆる既存の概念を一度否定してみる「ニヒリズム」=ポストモダン主義哲学(少し前の時代の主流哲学)から、もう一度、人間をめぐる「実存」について考えてみようというのが新実存主義、ガブリエル氏の新実在論では、ヒューマニズムや倫理をその「実在」に据えている。世界という決まった枠組みが実在する訳ではない・・という感じかな。

そのせいか、どうも最初にこの方をNHKで見た時に、(ゲリーボーネルさんが言っていた、現代に再来しているという)キリストの生まれ変わりではないかという気がしてならなかった・・のは、はっきりと口にはしないものの、仰りたいことは実際に「愛」だと感じたからかもしれない。今はまた別の候補(キリストの・笑)が私の中でいらっしゃって・・ まあとにかく、人類の現状をどうにかしようと考え、あの手この手で奮闘している人たちは沢山いるものだと、この10年くらいは感じたり、そんな人々を発見したりしている。

上でリンクしたインタビュー記事で岩内先生は、「哲学とは困っている人のためにある」と考えるが、ガブリエル氏の哲学はあまりに「普通の人々が感じている普通の『大切なこと』を取り戻そう」という話で、本当に困っている人には役立たないかもしれない、と仰っている。

確かに・・ だから、ニヒリズムに染まって道が塞がっていたような哲学界にとっては、新風で、「天才だ!」という事になったのかもしれない。普通の人々は普通に生きる中で人間性の重要性を知っているところがある。特に女性は・・男性社会の、キリスト教的風潮をベースにした、かつ知の最先端をゆく哲学者の世界には、方向展開のために必要な風、新実在論、だったのだろう。

・・で、番組を見ていても、本を読んでも、そのそも西洋哲学それ自体が、女性性的なハートの感覚でいえば、「単純な話をあえて難しくして順番にひとつひとつ手順を踏まないといけない遠い道のり」という感じがしている。そうかと言ってここで道を分つのではなく、女性性的な感覚もまた(日本の一般人の集合意識は男性も含めこの感じなのかも。ハート的な直感や空気)怠惰や甘えを生んでしまうので、両者を統合していくしか無いと、やっぱり10年前くらいから考えている・・&私なりに少しずつその努力を、色々な意味で続けている。

もちろん単に哲学界の中だけでなく一般社会の気風や時代の世相、雰囲気というものとも確かに連動していることは間違いなく、ただそれが一般の人々には余り自覚化されない、というか、興味を持たれない。90年代以後の哲学的視点でいう特徴は「メランコリー世代」とも言えるそうで、その前のニヒリズム世代では「なにもしたくない。どうせ全て無駄」(おそらく私の世代や、付き合いの多い周囲の人々はここに当たる)という風潮だったものが、90年代以後の空気を感じて育っている人々は、恐らく社会が問題を抱えた側面を多く見聞きして育っているせいか、

「なにをしていいか分からない。でも、なにかしなくちゃいけないのでは?」と。それが最近の若い世代になると更に、「自分に何が出来るか」と悩み始めるくらいに、変遷して来ているという。その話も納得だ。けれど、国や集団によって、差はあると思う。我が子を通じて色々な土地の、普通の学校、オルタナティブ(シュタイナー)教育、新潟、奈良、横浜、東京・・と、子育てしながら経験して来て、それぞれの集団の感覚、空気というのはまた違っている。

「哲学というのは困った人のために」というお話も確かに分かる。けれども、一人ですべてのことに責任を持つのも不可能で、ガブリエル氏はまずは「哲学界」に新たな風を入れることを自身のテーマにしているのかも。知識人層から、実際に思考の波が降りていって、それを指標に経済や政治が変わっていき、一般の人々の暮らしに影響していくと思うし。

私が14歳で「地球の役に立てねば」と決意し、16歳で「日本を出て歴史(世界史)の専門家として世界を旅しながら、次の時代に向けての指標を残さねば」と何故か思い立ち、けれど全く現実は追いつかずに(そして恐らく持って生まれた学才の様なものも足りずに)そのうちに日本の神秘に20歳で目覚めて、ひとまず日本に居るか、という流れに(笑)。そして早々に?(思い立って10年後には)アカデミズムで生きる夢をあっさりと諦めたのは、また別の可能性、必要性のようなものを感じ始めたからだと、今では思う。

もう忘れてしまいそうなくらい、遠い過去の思考だけど、たどって考えていくと、結局は「フェミニズム」に行きつき、男社会の男性原理の男性的なアカデミズムの中では、16歳で思い立ったような成果は残せないと感じた。当時はそんな言語化は出来なかったけど、今の言葉で表現すると。19歳でオノヨーコさん、21歳で白洲正子さんというカッコいい女性たちを知り、私のベクトルはアカデミズムよりも、お二人のような「表現活動」に傾いたのだ。それでこそ、女性意識、女性原理で発する、次世代へのメッセージになろう、と。

その後、滅多に尊敬する人を持たない私にとっての希少なこのお二人の女性が「旧華族」出身であると知って、「そうだよなあ。この世代で自由に表現されている立場だし」と、肩を落とした辺りから個人的ニヒリズムの世界へ(笑)。暗闇への自主的な落下によって、冥界下りのような時期を経て、スピリチュアルに出会う。そうでなければ、出会う事も無かっただろうし、出会い方が違っていただろう。多くの人々がそうであるように片手間に、スピに興味を持ってちょっとかじって、様子を見る、ような付き合い方だったかもしれない。

困っている全ての人に有効なものを、すべて自分の関係の中で生み出せる、生み出したいとは思っていない。自分なりのターゲットや目標を定めることは大事だ。続きは次世代がやってくれるだろう、というような算段も、もう年齢的に計画の中に入れていかねばと思っている。

この「スピ」という分野で発信している限り、マルクスさんのように「天才」とか「ロックスター」とか渾名されることなど無いだろうけれど、私たちがしていることは、表でずっと日が当たっていた男性的な輝かしい分野ではなく、歴史の中で疎まれて虐げられながら細々と各国、各文化圏で続けられてきたメタフィジカルな癒しと知恵の分野なのだ。主に女性たちが担って来た。だからこそ、女性性が虐げられるのと一緒に、その分野も封殺されて来た。

男性・女性の問題ではなく、男性たちの、男性社会の中の女性性も封印され、愛や感性を否定された文明が特にこの数百年、加速して来た。だからこその、ここで改めての倫理や人道の見直しなのであり、それは男性的感性からの歩み寄りだと言える。

逆に、スピリチュアルのような女性的な立場からも、歩み寄り、説明や表現を続けなくてはいけないと思う。そう、そんなこともだいたい10年前には考え始めていた。それはヒーラーとして。けれど更に遡ると、『ハピの巫女姫』を書いた2002~2003年頃に、自分なりにはそれを感じて「立ち上がった」、それが執筆への原動力となっていた。けれどあの頃は無職で、離婚したばかりの子育てがこれから始まるという段階。作品を書いたはいいけれど、どうやって生きていく?が、先行していた。実際に、そこに奔走する20年が始まった。

20年を経て、状況はそんなに変わらない。相変わらず大した土台も影響力もない。でも、少なくともスピリチュアル、ヒーリングの分野を通して、人間の見えない領域の仕組みや法則はだいぶ学んだし、それに基づいて人や社会や世の中も見ている。「世界は存在しない」も直感的には理解出来る。けれど私はやはり東洋思想の下に生まれることを魂が選んでの日本人である気がしている。

日本は、中国的な二元性、善悪、白黒の理念や、変化や発展や強化も入っていて、その気になれば発揮できる土壌でもありつつ、

やはり中国思想だけではない要素、理論を抜け出してハートでキャッチするようなアニミズムと、三元論というか、インド的な宇宙観が仏教を通じて染み付いている。現代の日本人自身が考えている以上に、仏教、つまりインド哲学、宇宙論の影響は日本人の中に世代を重ねて浸透している。

この、何とも言えないフュージョン感を持つ日本人という存在が、今掛かっている病理から解放されれば、世界はまだ救いがあるのかもしれない。というくらいに、同番組を見ながら感じた。日本人にインド(仏教的宇宙観)や中国(儒教=武士道)の影響が根深いのと同じように、西洋の人々の二元の縛りはとても強い。その手に委ねていると(政治的にはアメリカの傘下に日本は存在している)最近多いディストピア近未来映画のようになるのが自然の流れのようにさえ感じる。

ただ、本当にありがたく素晴らしいと思うのは、19世紀末には神智学という試みで、既にその「東と西」の融合のプロジェクトは始まっている。今、脅威と言われている政治的な立場が中国とインドであるという点も本当に意味深い。ガブリエル氏も今回の番組で語っていた。中国とインドの世界史上の存在感の凄さについて。歴史が好きな人ならこれは本当に間違い無いと感じるし、ましてそこにイスラム世界が加われば、尚更である。

女性性とともに虐げられて来たもの=見えない世界の探求 を、既に西洋人、それも知識人層に向けて、東洋の古代からの叡智を通して語り、分散した世界の思想を統一できるのでは?という志を持って活動したのが神智学だ。けれど「神智学」と呼ばれるものが完成されると、今度はそれを維持し伝えるという使命を帯びる人々が必要になる。

一方で、その恩恵を学びの糧としながら、次なる時代の知恵を展開していく試みも必要で。小さくても、目立たなくてもいい。ソウルが何を目的に生まれて来たか・・ 「メランコリー世代」に、考え感じてもらうキッカケにでもなれれば、良いのかもしれない。

Love and Grace

Amari

始まりの奈良。

昨日の帰路の電車で、継体天皇についての書籍を読んでいて・・帰宅後、 前日まで見ていた韓国ドラマが終わってちょうど途切れ目だったので、そんな時に開くNHKオンデマンドですぐに目に入った(topにサムネイルが出ていた)26日に放送されたばかりの『歴史探偵』、「古墳最前線」を見始める。(2023年7月の日記)

日本全国、発見されているだけで16万の古墳があるそうで、コンビニの全店舗数の3倍にあたるとか。もちろん、多くは宅地開発やそれ以前の時代で既に破壊されたり埋もれたりしているだろうから、私たちの生活圏がそもそも古墳だらけ、だということだ。

「おすすめの古墳3選」の中に、出た!継体天皇の陵墓と推測されている大阪、高槻市の今城塚古墳が入っていた。近くの別の古墳が継体陵とされている(宮内庁)そうだけれど、多くの研究者が「こちら、」と言っているのが今城塚のほうらしく、NHKさんも「継体天皇陵と言われている」とナレーションしていた。

そのほか、最近大きなニュースにもなって個人的に注目してYoutubeで見ていたばかりの、富雄丸山古墳も取り上げられていて、いつもいつもそんな調子で、思考や直感と、連動して特に探さなくても入ってくる情報や動きや流れは、「図書館の天使」的なガイドたちの手配なのだろうとまた合掌して見終えると、「関連番組」としてサムネイルのトップに上がっていたのが、昔から割と好きな「新日本風土記」という番組。今年3月に放送された「はじまりの奈良」が目について。今朝はさっそくそれを見てみた。

「はじまりの奈良」その心は、奈良といってもヤマトの国の(とりあえず「正史」である記紀が伝えるに)始まりの舞台である、桜井市・天理市あたりを、山辺の道を軸に、取り上げていた。「正史」がその前提で色々と書き残しているので、「ヤマト王権の始まり」「仏教の伝来」「相撲」「みかん(柑橘類の伝来)」「能楽・芸能(番組では触れなかった)」などの「始まり」と言われている桜井、三輪周辺の色々を紹介していた。三輪そうめんも。

私も20歳の時に最初に奈良にはまった旅は、(何故かガイドブックから選んだ)山辺の道を歩くコース。次々と現れる古墳や、疲れ果てた頃にたどり着いた大神神社に感動して。

移住してから横浜に移るまでの4年の間、幼稚園〜小学校低学年だった娘の引率で歩いた三輪の麓の通学路、地元人しか知らないような田んぼの中の三輪の絶景ポイント、一人で早朝散歩したり、家族で出かけた山辺や桧原神社付近、自宅サロンに来てくれたお客さん達を駅まで送りがてら一緒に歩いた道、素麺屋さんや、みかん狩りに行った付近、娘の幼稚園がすぐそばで生活圏内だった箸墓古墳などなど、懐かしい風景が次々と。纏向遺跡も自転車で見に行ったっけ。奈良びとの絶妙なトークも懐かしい(笑)。

後半の2年、マンションの8階から眺めていた360度の奈良盆地のパノラマ。やはり特別な場所だったと想う。

春分と秋分に、三輪山から太陽が昇り、二上山のふたつの嶺の間に沈む。その観測ポイントが桧原神社。「元伊勢」と言われる。この場所を最初に見つけた人々は興奮しただろうな。縄文の人々か、または農耕のために暦の目安を必要とした弥生の人々か。

ヤマタイコクは何処か?と、相変わらずまだ、決着が付いていないらしい。ヤマタイではなくヤマトであると思うけど・・ただ、連合政権が出来るまでには下地としての王国が、三輪の麓にあっただろうし、葛城、熊野や、出雲はもちろん、丹波、東海〜東国、たくさんのクニグニは存在していた。だから「始まり」と言っていいのかどうかは、本当のところ微妙ではある。けれど一つの国としてまとまろうとした、そのセンターという意味で国史の「始まり」は確かにその通り。

初めて撮影を許可したという、石上神宮の「鎮魂祭」や、土中に刀剣が埋められているという禁足地の映像も興味深かった。宮司さん(森家)が物部氏の子孫ってさすが凄い歴史だなあ。以前飛鳥をひとりで回った時、お目当ての(ソガ系天皇家ゆかりの)遺跡を探していたら民家の庭先だったので、ピンポンしてご挨拶。表札を見ると苗字に「蘇我」が付いててびっくりした事を思い出す。

そしてこの番組のお影で気づいたのは、私はやはり「始まりの地」として、あの付近(磐余(いわれ)という言い方が割と好き)に惹かれたし、今でも凄みを感じるのだなあと。子供の頃から「始まり」を紹介するアニメ番組も好きだったし、ダーウインの進化論を知った時には本当にワクワクしたっけ。・・それが結局『ジェネシス』の仕事にも繋がっているのだ、と。「始まり」を「知りたがる」、あるいは「掘り下げたがる」。

正史にはならなかった、なれなかった沢山の「始まり」もまた日本全国にあるのだろう。そんな事にも思いを馳せながら。

Love and Grace

雷は神鳴り

印象的だった7月1日の真夜中の雷。雷鳴と稲光に、寝ながらも「そう言えばどうして雷って起きるのだろう」と考えていて。。翌日、そんなことはすっかり忘れて何気なくNHKオンデマンドに入ると、6月23日に放送されたばかりの『知られざる雷 破壊と再生 その全貌に迫る』という特番のサムネイルを発見。さっそく見てみた。
Storm Chaser(嵐を追う者)と呼ばれる二人のアメリカ人男性。コンビを組んで、雷雲を追って、それを撮影。研究機関などに?その画像や動画を提供することで生計を立てる、プロフェッショナル。稲妻だけではなく、その遥か上空、大気圏で起こっているTLE(Transient Luminous Events)という現象をも撮影する。ブルー〜マゼンタ、さらに赤まで、グラデーションの広がりを見せる壮大な発光現象。

そう、肝心な「どうして雷が発生するのか」については、雷研究の第一人者、ドワイア博士いわく「まだ解明されていない」と冒頭で。けれどこの番組を見終わった頃には「解明されつつあるようだ」と分かった。実験結果なども提示されているようで、それが学界に認められ、さらに明確に実証され、定説になっていくという段階が「まだ」という感じ。
雷(カミナリ)は、やはり「神鳴り」だと改めて感じ入った。
原始惑星系円盤、という、太陽系にまだ太陽しか無かった段階で、周囲のチリが太陽の重力によりその周りを周回し始めて、チリ同士が摩擦して熱・電気が生まれて、ある意味これが雷のような現象となり、無重力空間で1500度以上の熱で溶けたチリが急激に冷えると、チリの塊(=コンドリュール)が丸く、球体になるという。地球のような惑星もそうやって出来たと考えられているとか。つまり、雷は地球の誕生そのものに、関わっている、ということ。

この話は、インド哲学におけるパンチャマハブータ、五大元素の発生を思い出させた。
ビッグバン(創造主の覚醒)→ アカシャ(第五元素・空)
→震え(風)
→摩擦による熱(光・火の元素)
→冷えて水になる
→水でチリなどが固まり土になる(物質が出来る)
地球そのものも、このようなプロセスで形成された。インド哲学の宇宙創生神話の言うとおりだ。

さらに、地球上の生命の誕生にも雷が関わっているのだとか。
大気中に8%含まれている窒素は、植物の成長に欠かせない。けれど、分子と分子がくっつく性質があり、くっついて固まった窒素の分子は水に溶けない。そこに、雷が関与することで、分子同士が結合せずに切り離され、水に溶けて、植物の成長を助ける。ある実験によれば収穫が倍増するとか。日本で古来「稲を実らせるから」=イナヅマ(稲の恋人?)と呼ばれて来たこともそこに関係する。雷がたくさんあった年は稲が多く実ると、古代の人は知っていた。
番組後半では、フルグライト(雷管石)が紹介されていた。フルグライトを専門に研究しているアメリカのペイセック博士は、世界中のフルグライト標本を保有していて、とても綺麗な白や、ブルーのメノウのようなフルグライトも有った。フロリダの白い砂山からは、無数に出てくるそうで、白くてキラキラ・・「ああ、欲しい」と思いながら。笑

巨大なものだと、木の根っこが大きく広がるような形状でフルグライトは形成される。砂岩や砂に落雷があり熱で溶けてガラス化した部分を解析すると、地表には存在しないシュライバーサイトという鉄とリンの化合物が発見された。リンは生命誕生に欠かせない元素と言われているが、地球で生命が誕生した38億年前、太陽系のチリはもう落ち着いて隕石の数はだいぶ減少していた。シミュレーションすると、現在の10倍以上の雷がその頃、発生していたと考えられ、隕石ではなく雷が、38億年前の生命の発生を助けていた可能性が高い、と。
フルグライトに含まれるリンは水に溶けやすく、落雷によりフルグライトが形成され、雨があたってリンが流れ出し、海の成分となって、生命誕生が成されたのではないかという話。ここでも、火(雷)から水、そして生命(物質=土)の誕生というプロセスが見える。

地球のような物質惑星の誕生そのものに、雷(と同様の宇宙でのプラズマ現象)が関わっていた。そして、地球での生命誕生には、むしろ欠かせない役割を担ったかもしれない。そして雷によって水の中の分子に変化が起こり、植物の成長が活性される、ということは分かった。では、なぜ雷は生まれるのか?の最初の問い。。。
宇宙の彼方から、地球には常に「宇宙線」という、惑星の爆発・誕生などで起こったエネルギーが到来しているという。そこに、雷を起こしやすい形態・性質の雲が大気に在ると、雲の中の氷が宇宙線により「電子なだれ」という現象を起こし、電流が発生し、地表へ。今度はその電流が地表から跳ね返る(?)と、雲の中で稲光が生まれる。そんな話だった・・(一度さらっと見ただけなので、違っていたらsorry)

宇宙で起こること全てが、偶然などではない、ということは分かっていても、改めて凄いなと思う。
Storm Chaser のお二人が「自然界の厳しさに向き合う」人の顔、人相で。「神聖な撮影だ」と語っていた。畏怖心と、純粋な情熱。カミナリ学者の方々も。
日々の仕事は人生の多くの時間を費やす。毎日触れているもの、そこへの意識の持ちようで、自分自身の思考や視点も変わっていく。畏怖心と純粋な情熱を持ち続けられるような仕事は、その人にとっての天職、天命なのだろうなと思った。

Love and Grace

地球が緑の星の理由(昔は紫だった!)

前回の日記から、なかなかその後も「時空のはざま」の感覚が続いて、一方で仕事はありがたく忙しくて、Diaryを書くゆとりのないまま・・2週間くらい経っちゃったかな。本当は短くてもいいから日記らしく毎日書けると良いと思ふ。

昨日は「ストロマトライト」の丸玉をショップに出した。30億年前に生まれた地球最初の生命=シアノバクテリアが作り出す「ストロマトライト」という形態。それが化石化して、ジャスパーとなっている石。シンクロは日常的に起きるとはいえ、自分ながらに驚いたのが、夜に空いたちょっとの時間に何か見ようと、契約している配信会社(サブスクとか今は言うのかな。subscription)のホーム画面を開いて・・

普段見ない領域へ入っていって、何となく、こういう時は手が勝手に。うろうろするうちに辿り着いた「ドキュメンタリー」、BBCの自然系ドキュメンタリーから「緑の惑星 地球進化の謎」というよく有りそうな邦題に訳されたシリーズをポチっと。NHKオンデを通して時々好んで見るような、BBCらしいセンスよく知的なそれでいて愛嬌があって楽しめるドキュメンタリーだった。始まって数分でストロマトライトが出て来て感激。

以前「石巫女」クラスで地球の始まり、いや太陽系の始まりからザザっと学び、海が、陸が、鉱物が、植物が、そして自然界が出来ていく流れを追いながら、超大陸パンゲアを中心に、地球という生命の歴史を探究。その橋渡しとして石たちに語ってもらい、地球のあゆみを鉱物界の視点、あるいはそのバックに(内部に・上空に)ある、高次の眼差しに触れるという試みを。後で思えばこれは数年後にまとめる「ジェネシス」の準備だった。当時はまったくそんな意識はなかったけど、ひとつの目的に向い、多方面から準備が進んでいたのだ。

そう、そんな「石巫女」ではもちろん、ストロマトライトも取り上げていて。私が持っているドイツ産の磨きものを教材にしたりしてたけど、まさか!!別の回でゲスト出演した自宅の巨大丸玉が、ストロマトライトであった事を当時は知らなかった。今回、アフリカから直輸入する際に「カンババジャスパー」が「ストロマトライト」であると知って。とても重要な鉱物であることは知りつつ、先日のインスタから、昨日のUP時にはサラリと書いてUPしたので何か物足りなさを感じていたところ。昨夜の番組で不足を補われたので、まずはここにメモしておこう。

ヘマタイトが赤いのは「地球で最初に出来た酸素に触れた」鉄鉱石であるから。という話からスタートして、地球誕生から間も無く出来た海。太陽から強烈に降り注ぐ強すぎる紫外線を、海水が防いでプロテクト。ゆえに生命は海から生まれた。

30億年前、海水の中で生まれたバクテリアは、紫色だった。塩水を含む湖、そして殆どの地球表面を覆っていた海の全体に広がった。当時の地球は宇宙から見ると、紫色だったそうだ。それが少し進化?した、あるいは変容した形で、深海で生まれたバクテリアは、その深さでも届く光の中で「たまたま」ある色だけを吸収し、自ら染まった。それは「みどり色」。

このシアノバクテリアが、現在地球上にひろがる「みどり」つまり植物の祖先になった。そして、地球は「緑の星」になったというわけだ。

紫のバクテリアには出来なかった光合成を、シアノバクテリアはするようになる。それにより酸素が地球の大気に、それまでは薄かったものの、増えて、どんどん増えて、やがて形成されたオゾン層。このオゾン層が、太陽から届く有害な影響を防ぐプロテクションの膜となって、準備が完了。安心して生命たちは、海から陸に上がるという冒険に踏み出した。

(この先、ストロマトライトとは関係ないがメモをつづける)

それから遥かな時が流れ・・・陸に上がったとは言え、沿岸部でホワホワと揺れていた不思議な形状の「植物」たちが、根っこを生やすというイノベーションが起きたのが4億年前。陸といえば当時は岩石ばかり。砂や土はまだ無かった。この「根っこ」により、植物は効率よく水や養分を吸収できるようになり、彼らの働きで(枯れた植物、雨、岩石などの反応が起こり)土が作られた。1000年で2センチしか作られない土。さらに長い時間をかけて地球全体に土の層が広がる。

そして葉っぱを持つという再びの植物界のイノベーション。太陽光や雨の水分、摂取する空気中の炭素を効率よく吸収することが可能に。

3億年前、つまり根っこを「開発」してから一億年かけて、「森」が出来た。それにより、豊かな陸の世界を目指して海の生き物たちが陸に上がる。

ちょうどこの辺り、「ジェネシス」では超大陸パンゲアとその関係で展開している「アルカテラス」文明の時代で、上空で暮らす移住者たち(アルクトゥルス、シリウス人たち)は、地表世界の面倒も見ていた。恐らく「根を持つ」「葉を持つ」「森ができる」などの植物界の変異の影で、宇宙光線や遺伝学の知識を導入して刺激を与えていただろうと。けれどこの頃の自然界は、今とはかなり様相が違う。何もかもが大きい。今のような自然界になる為には、そこから先何度も、地表世界は大量絶命のクライシスを体験しなくてはならない。

1億5千万年前ころから、巨大化した恐竜たちと、植物界の生存競争が起きていた。大量の植物を食べる恐竜たち。そう、肉食獣は少なくて9割の恐竜は草食とのこと。危機を感じた植物界はトゲや硬い殻などを生み出し、身を守る策に出る。が、6500万年前、よく知られる最も最近起きた大量絶滅のキッカケとなった隕石落下で、恐竜は絶滅。その後もこの番組はvol3まで続く。花の誕生、草の誕生、と。

最初に提示されていたテーマ、そして最後の結論は、「地球の進化は植物界が導いている」というもの。確かに確かに。

花や果実、草を生み出したことで、その後、哺乳類が栄えて今に至る。

植物界を危機に晒すと、6500万年前の恐竜たちのように、人類のほうが絶滅させられるのでは?と思う。

植物界をベースにした生存の仕方が、望ましい。と、個人的には思う。森や草原の恵みの中に、私たちが住まわせてもらっている、という意識が。

植物界のお役に立つような発展の仕方をすれば、人類も地球で生き延びることが出来るのではないか。

もう一つ、この番組で取り上げられていた「シリカ」(珪素)。砂の主成分ということだけどつまり地中、鉱物界から、植物の根、それを食べた動物たちの糞、という流れで大地に。それを新たな種族の植物「草」が取り込み、自らのコーティングに使っているという。それを食することで?哺乳類も進化してきて、人類に至る。人体が珪素、シリカで出来ているというのはそういうことか。もちろんシリカといえば水晶、クォーツだ。

元素としてのシリカは確か、八角系だとか。ここにはアルクトゥルス・リラが共存した「天空文明」(アルガンザのジェネシスで想定している10億年前の非物質「文明」)を感じるし、水晶は形状や構造からしても六角形、6の数字、つまりシリウスが関与しているとわかる。

ジェネシスでまとめてきた地球の歴史を改めて確認できた気がした。

「ニンゲン」であることに(意識が)こだわるか。「自分はかつて植物、いや元素だったかも?」くらいに頭が柔らかいか。・・何となく浮かんだのは、地球という生命体そのものやその歴史、酸素のある地表つまり植物界の温存を意図するか、人類のことだけを考えて「地球がだめなら他の星へ」と考えるかで、未来、あらゆる分野で道が分かれていく気がする。前にも書いたけど・・物凄く大きな分岐点だ。ある種の思想、もしかすると哲学的、宗教的な分岐となって、人類を二分するかも。

地球温存主義、と、人類優先主義。二極化はいろいろな層や切り口で起きると思うけど、これが遠い未来、最大の二極化現象となって、人類を二分するのではないかという気がする。自分が魂であると知る人は、「今はたまたま人類ですが」と分かっているので、前者になるだろう(無意識であっても)。他人ではないのだ、植物界も。藻類も。地球のすべてが、自分たちなのだ。

だから上の「二極化」を言い換えると、人は魂なのか、物質人間なのか、という事になる。

思想の二極化はすでに始まっている。物質人間として新たに物質的創造物を生み出し(機械、AI)、人類が「神」になるという流れ(風潮)を、止めることは出来ずとも、修正することは出来るか。「植物の星、地球」という概念は、そのキーになるはずだ。

Love and Grace

Amari

星々の導き。プレアデス信仰は火星から(?)

またまた「古代の宇宙人」から。シーズン9、102回。前にも見たけど改めて見ていて、最近考えていたことと繋がったのでメモ。

火星について。現在進んでいる移住計画と、過去、火星が地球のような星であった可能性、核兵器を使った宇宙戦争の名残り、それによる絶滅、一部の火星人種が落ち延びて地球へ・・そして地球に生命が生まれた、といういわば「火星が人類の故郷」という見解。その根拠として様々な学説や研究が紹介されていた。

ユダヤ教の聖書研究の分野では、古来、エノク書で描かれる「堕天使」とは、火星から来た火星人ではないかとする見解があるらしい。「堕天使」たちは身長が3メートル以上ある巨人で、翼などは無く、目が大きい、と伝承されているらしい。宇宙生物学的にも、重力が弱いため火星で人類が生まれて数世代経ったらば、そのような長身で細身、目がキョロっとしてくる事が分かっているとか・・ エノク書の堕天使というと、(ジェネシスのバイブルをまとめる際にも資料にしていた)「見張りの天使たち」(Watchers)であり、地球の女性たちとの間に子供を作って、そこから巨人たちが生まれた。そして「神」が怒り、大洪水を起こしたという物語。

火星から人類が来ているというのは、個人的には一部は、そうだと思っている。けれど、どちらかというとそれは主流ではなく、こっそりやって来た、あるいは核戦争が本当にあったのならばその時に、落ち延びて来た火星人たちが居たのではないかと。または、侵略者グループかもしれない。

火星にはかつて、地球と同じようにプレートの動き、火山活動があったとされている。けれど、アメリカ大陸を横断するくらいの大きな亀裂(「マリネリス峡谷」)の様子は、川の流れや火山活動によるとは思えない様相で、強力な宇宙雷による放電の痕、と考えられるとか。・・・どことなく、インドのインドラ神(バジュラ=雷を武器として持っている)や、ゼウス、オーディンなど、最高神たちが雷神であることを思い出させる。そして、それらは(根拠はなく、あくまでも感覚的に)シリウスっぽい神々でもある。

また、火星の大気には核爆発によって生まれる成分があり、放射性濃度が濃く検出される地域が二箇所あるという。その二箇所は地形にも、核爆発の名残りと思われる特徴が見られ、また爆発の高熱で溶けて出来るようなガラス質の地層であるという共通点もあるそうだ。

火星の地表を、撮影された画像を解析することで調べていくと、ピラミッド様の建物や、彫刻を施した像や建物の残骸なども見られる・・という話は割と有名かもしれない。地球上の古代遺跡でもたびたびあるように、建造物の配置が、プレアデス星団を象っている場所も見つかっているとか・・・。

そこで、「お!」と反応したのは、数日前に見ていた別のシーズンの同番組で(いつもランダムにチョイスして見ている)、地球上の古代遺跡のあちこちが、プレアデス星団の星の配置を象っているという内容を見ていて、「この番組が始まった頃は、ドゴン族やアボリジニ、エジプトなどの神話や遺物から、『人類の祖先はシリウスから来た』という話を比較的多く取り上げていた気がするのに、最近、「プレアデス寄り」に変わっているではないか」と、ハっと気づいた所だった。

アルガンザの「ジェネシス」世界観では、シリウスとプレアデス(という名のリラ文明)は相入れない、思想や未来の進路などにおいて対極に位置するため、とても大事なポイントであり、番組のファンとしては、この制作サイドの空気感、話の持っていき方の変化というのは、考えなくてはならないポイントだ・・と、考え事をしていた。そこで、開き直るように「理解した」のは、この番組の制作現場でエネルギー的な変化が起きている訳ではなく、最近どんどん新しい遺跡の発掘や、既存の遺跡を最新のテクノロジーで解析した結果の発見が相次いでいる訳だから、

「アトランティスにおける信仰が変化していった」、つまり、この番組で「古代に地球にやって来ていた宇宙人たち」が関係していた超古代の遺物としての遺跡群は、神殿などの重要な巨大建造物の名残な訳で、星の配置に合わせているというならば尚更に、神殿や、公共機関のような場所だったに違いない。それが、プレアデス星団を重要視するような信仰に、アトランティスの終盤には変遷していったのだろうと。

変遷、というのは、地球を導いている5次元的な中枢、ロゴスはシリウスである訳なので、当初、レムリアもアトランティスも、人心、人の意識はシリウスを向いていただろうけれど、

アトランティス終盤に起きた、「人類の堕落」と、現在も物理的に残っている、古代遺跡と呼ばれているけど実際には古代よりもっと古い遺跡たち・・が、プレアデスを崇めていることとは、関係があるのだろうと、「ジェネシス」の視点からも、考えていたところだった。

10年以上続いている番組なので、毎回、様々な話題を繰り出している中で、「古代に地球に来ていた宇宙人たち」は「ロボットである可能性がある」という回もあれば、「未来の地球人かもしれない」という視点を紹介する時もあるし・・ 何かの主張で色付けするような雰囲気は感じられないから、スピリチュアルな業界で起きているような、プレアデス方面への見えない思想およびエネルギー的誘導・・が、この番組をも包み込んでしまったか!?という、一瞬だけ感じた危惧は、余計な心配だっただろうと思い直す。

そこに、今夜たまたま流し見していて、火星の失われた文明(?があったとして)の「遺跡」が、アトランティス終盤と同じ様に、プレアデス星団を象っているというならば、何か、歴史の流れがひとつになって見えてくるような気がした。「ジェネシス」で想定している10億年前の最初の「文明」(天空文明)を襲った火星人ではなく、アトランティス終盤に今一度、火星が地球人類の文明に介入し働きかけるようなことがあったのではないか。

ヴェーダ神話や、北欧神話が伝える壮絶なる神々同士の空中戦、インドラやシヴァが繰り出す強烈な大量破壊兵器の威力などは、火星に残っている文明崩壊の痕跡と、関係しているのかもしれない。けれど、アトランティスの終盤の「歴史」が、現存する神話に語り継がれていると考えることは自然だけど、その頃(12000年前)まで、それでは火星に文明が反映していたのか?となると、現在の火星の環境などからその説が成り立つか、まったく有り得ない事なのか、素人には検討もつかない。今後の研究から、発表される情報などにより、分かって来るだろうか。

アトランティスとは関係なく、天空都市が壊滅された10億年前の出来事、と想定してみると・・その時、太陽系の警察的な立場をとっていたシリウスは、侵略をしかけた火星の勢力を罰するためにやって来たと「ジェネシス」では考えて(受け取って)いる。その時、シリウスが火星を攻撃して滅ぼしてしまったのだろうか?

それとも・・・ 次の文明(約4億年前、「アルカテラス」と呼ぶ)を滅ぼした勢力がシリウスと対立していた、と、やはり「ジェネシス」では書いている。火星を本拠地にしていた、シリウスと対立する勢力との間に、その時点で大戦争が起きたのだろうか?

まだ分からない事が多い。神智学の先人たちの研究書を読むと、これまで、クライアントセッションで見て来た風景と結びついて、また新たなジェネシスの歴史が整理されていくのかもしれない。それと関係があるような気もする、最近出て来ている「セラフィム」たちの悲劇、これまで出て来てなかった新たな原型物語。先日記事にして長文を書いていたら消えてしまった件。・・なのでまだ詳細は書かないけれど、ひとつの星、少なくとも巨大な都市文明が崩壊するような場面に、関わったセラフたちの記憶。もう少し資料が集まれば、まとまって来るのであらう。

難しいのは、地球には「神」が大きく言えば2通り、2方向、存在する。「光」と「闇」のように単純ではなく、それぞれが創造や育み、それぞれの「調和」の波長で働く。創造と破壊ではない。2通りの神というライン、それぞれに反応、呼応し、その声を聞いて、エネルギーを受け入れて、メッセージを(無意識も含めて)伝える人々がいる。芸術家や経営者、政治家も含めて。責任ある立場に居て「使命感」で動く人々は、導いている星系が違うと、表現しようとする言葉も導く方向も違ってくる。

それは善・悪で言い切れるものでもなく、ただ、向いているベクトルが違う。ゆえに、どうしても相入れない。そこに、破壊だとか、支配だとか、寄生して奪うようなエネルギーが混ざって来て、進化を担う神なる力(つまり「善」そして「愛」)の推進力を阻む。

スピリチュアルな人々は、みな「進化」「アセンション」するものだと自分たちでは思っている。けれど、多くは進化しない、させないベクトルの導きを受け取り、それに従っている。巧みなので、非常にわかりづらい。プレアデス信仰は、火星から来た?という可能性。そしてその文明が宇宙戦争で滅びた?という歴史。・・この発見(情報)は、なかなか影響力が大きいだろう。

そして今、人類の一部は火星への道を目指しているようだ。肉体や感情という仕組みに固執する文明か、肉体に縛られている現在の人間システムを超えて進化(これがいわゆる「アセンション」)する文明か・・二手に分かれていくことは避けられない、各ソウルの選択に委ねられるということか。本来、「スピリチュアル」は後者を扱う分野であるところ、「感情は大切」「貴方はそのままで完璧」は、前者のメッセージである・・つまり「スピリチュアル」ではない。物質主義・感情主義、ということだ。

ちなみに、後者の考え方は肉体や感情をおろそかにするという意味ではなく、ヨーガやインド的思想で示されるように、肉体ほか人間の重たい部分をうまく統御し、苦しみや病いなどの問題を起こすメカニズムを克服して、魂とフィジカル、物質と非物質をひとつに調和させていくという方法論だ。更にその先は悟りや解脱であり、物質界での輪廻転生という束縛から、ソウルが解き放たれるという地点を、一旦のゴールとしている。つまりそれがアセンションであり、進化の道なのだ。

Love and Grace

「人間はAI」かもしれない、説

ヒストリーチャンネルを朝から何気なくBGMで流していたら、以前も見た「AI」についての回が。そして確か以前もそのことをチラリとこの日記か、Twitter かで呟いた気がするけど、二度目になると以前よりも気付く、感じることもあって、備忘録も兼ねてもう一度。

たびたび、同チャンネルの複数の番組でお見かけする、私も本を持っている日系人物理学者のカク・ミチオ博士のコメントから。

今世紀のうちに、人間の意識をすべてデジタル化する(データに置き換える)技術が可能になるだろう。それによって、別の惑星などに「自分の意識」を転送し、その地で肉体を用意して、その中に意識データーを入れることで、別の星で「自分が生きる」という体験が可能になる。つまり、本体である自己はこの場に居ても、自分の分身が別の星に存在する、という。まさにアバターであり、作られた肉体の中に宿ったその存在は AIだということになる。

また、制作側のコメントとして、古代地球にやってきた「神々」(として神話に語られている存在たち)はロボットであり、既にそのような技術を使って地球で人類を「作った」=創造した・・・ゆえに、既に地球人である私たちは「AIである」。という。今出来つつある技術でも、AIは自己再生により増殖が可能だそうで。人間=有機的な肉体を含めて自己再生できるAIであるという説明には、個人的にはとても納得できる。

最新の科学的知見を絡めて言い直した、つまり表現が違うだけで、私たちの本質や、ここでやるべきこと(輪廻転生からの解脱)のテーマは何も変わらない。

これを突き詰めていくと、神=宇宙の最高存在 とはでは何なのかということにもなるし、神の創造物という意味では、あらゆる世界、存在、生命が、同じ表現にあてはめてしまえば「AIである」となってしまうかも。そうなると、反感を抱く人も居るだろうし、誤解も発生しそうだ。けれどこの番組の良いところは、最新の研究成果と最先端の情報を、科学者や物理学者のコメンテーターを通して伝えつつ、古代の宇宙人という「神々」の奇跡を極めて真面目に探究しているところ。ただ不思議なミステリーを、何となく追いかけて不思議がっている、という姿勢ではない。

古代に地球を訪れて、人類を創造、文明を導いた「神々」がなぜ、ロボット(AI)だったかもしれないか・・というと、現代の地球で宇宙探索をしている立場や視点になって考えると(実際にその立ち位置に居る研究者・科学者がコメント)、生身の人間にとって人生の長い時間を費やして遠い宇宙に行くリスク、危険を考えると、人間なみ、あるいはそれ以上の人工知能を搭載した存在、ないし宇宙船そのものを派遣したほうが、賢明だという考え。これも尤も。実際にそんなプロジェクトは既に始まり、動き出している。

日本や東洋の人々は特に、とても情緒的な部分を重視するので尚更に、「人間は機械とも言える」なんて言い出すと嫌がる人々も多い。私自身は、逆に今、人類が生み出している機械、ロボットなどに、人間が支配されていくような風潮のほうが怖く感じるし、抵抗がある。

遠い昔(時間軸は直線ではないという話は置いておいて)にこの地球を整えて人類を作り出し、どこかに存在する宇宙的意識のデーターを人間というシステムの中に搭載して、この三次元をバーチャル体験するという仕組みを作り出した高次の意図や計画は、それが神秘な神話的ファンタジーであっても良いし、言い換えれば極めて科学的で、ある意味、「神々」である彼らによる「人工物」であると人類を表現することには、まったく違和感は無い。

サナトクマラ、白山姫、という「地球を運営するシャンバラの中枢の意図」(ロゴス)が、左右に配置された巨大なメカ(パイプオルガン)の様に見えることが何度かあったが、そこに投影された大いなる高貴な「意識」あるいは「プログラム(地球に関する計画)」の本体は、シリウスや太陽などのより高次元に「実在」するのだろうと思っている。

そして、今話しているようなことも含めて、私たちが肉体を伴うシステムを卒業する、いわゆるアセンションの段階に至った時には、アリス・ベイリーの言う「イリュージョン」として、一つの小説の冊子がここに置かれている、というくらいに客観視するのだろうと思っている。

19世紀末〜20世紀前半、神智学が生まれた時にはまだ、時代的に存在し得なかったそんな科学的、テクロノジーに根ざした視点や説明を、「変わらない真理」「守べき知恵の流れ」を軸として、時代に合ったものに置き換えて、または仲介の言葉を添えて、さらに次世代に残す。今を生きる私たちの、メタフィジカル探究者としての使命はそこにあるのだろうと思っている。

Love and Grace,

Amari

文明に秘された真実

歴史上、争いの絶えない「禁断の土地」つまり紛争地域。そこは、古代遺跡や遺物が多く何らかの「古代の秘密」が眠る土地であり、紛争によって破壊されたり、禁足地になるなどして、人類が古代の秘密、つまり自分たちが宇宙のルーツを持つということを知らないままでいさせるという、力が働いているのではないか・・という仮説。これも自分の以前からの興味と響き合うテーマで、面白かった。

『古代の宇宙人』(ヒストリーチャンネル)から。

やはりこの番組の制作サイドは、視点が通常のこの手の分野を扱うメディアとは一段違っていて、押しつけも無く、中立的で心地よく見ていられる。
紛争、歴史上の征服戦争など絶え間ない争いの中で、古代の叡智に手が届かないようにしている力が働いている、というけれど、エジプトなどは堂々とピラミッドや遺跡が発掘されているではないか・・と思うかもしれない。が、実はほとんどはまだ砂の中で、発掘できているのが何と1%程度だという。

いわゆる古代エジプトの時点で既に砂に埋れた遺跡が多かったというから、さらに古い時代。エジプトの「神代」は『ゼプテピ(最初の時)』というらしい。きっとアトランティス、或いはアトランティス終焉後の始まりの時だと思うけど、都市がまるごと、まだ埋まっていると考えられる。また、エジプトの王朝衰退後、ヌビア、アッシリア、ペルシャ、そしてギリシャ(アレクサンダー大王)と異民族が支配している時代が長く、文献や遺物は多く破壊されているという話は有名だ。(アレキサンドリア図書館も)

メソポタミアの大図書館も、中国でも、王朝が変わるたびに古い叡智は破壊され、書物は焚書にあっている。西洋人による「新大陸」征服も同じく。小さな島国日本でもおそらく、隠蔽された時代があったことだろう。縄文の記録や、太古文明の名残の建造物、聖地なども。聖職の人々の血筋や、存在も抹消されていったのかも。

チベットは密教による国政だけではなく何らかの古代の叡智を守るために、鎖国状態だったという話はよく聞く。中国による侵攻でダライ・ラマがラサを追われた数十年前から、中国軍はやはり宗教遺物の破壊などを行っているようだ。

歴史上よくあるこの人間の慣習、他文化を否定し征服者としての自分たちの歴史に塗り替えていくためであろうと思って来たけど、この番組ではそこに、地球に関わっている宇宙人たちによる力が働いているという仮説を提示している。理由は、(数名の話者によって若干の見解の違いはあるが)人類にまだ「真実」を知らせるべきではないという配慮、あるいは宇宙人側の事情、都合から、文明や人類の状況を操っているという。。

それが悪意かどうかは置いておいて、その通りだろうと思うし、実際に「ハピの巫女姫」や「ガイアナ神謡集」で(2003~2006年に執筆)そのように描いていた。ただ、番組ではそこまで踏み込んでいなかったけれど、ニューエイジのスピで言われているように、様々な宇宙存在のグループがあり、人類と文明を巡って色々な事が起きている、というのがポイントだ。人類の進化を見守り導く勢力、そこの「親子関係」の邪魔をし人類あるいは地球を搾取し、利権を得ようと?している勢力、両者の拮抗。もっと様々な勢力、グループが混淆しているのかも。

中南米にもジャングルの中に膨大な数のピラミッドや都市があることが近年の衛星写真などから判明したが、政情不安や危険な組織による占拠で近づけなくなっているらしい。イスラム諸国でもニュースで伝えられていたように、多くの遺跡が破壊され、博物館などの収蔵品さえ襲われ壊され、失われている。イスラエルの神殿の丘は、秘密が隠されているというが、3宗教の争いから発掘調査なども難しい。

日本でよくある「天皇陵」により発掘できない古墳や、神社などの禁足地なども・・もしや、そのような宇宙由来の何かを守るためという事も考えられる。

この「古代文明の遺物に残る真実」に触れさせないための手段として「人間同士を争わせる」ことが起きているとすると? 番組で紹介されていたのが、人間の遺伝子に手を加えて、暴力性を引き出すというちょっと怖いけどありそうな話。最新の遺伝子研究で、マウスで実証されているそうだ。ウイルスを遺伝子操作して脳に埋め込み、特有の光パルスを当てると、その信号を受け取ったマウスたちが暴力的になり争い始めるという。

当初番組が放送されたのは(シーズン9だから)2019〜2020年頃だと思うけど、今見るとちょっとデリケートで、人ごとではない世の中になっている。。。

たとえば埋め込むのが「暴力性」ではなく「怠惰性」でもアリかもしれない。というか、与える刺激によってそれを変動させることも可能かもしれない。ラジャス過剰にするも、タマス過剰にするも、操作できるということになる。これはあくまでも「古代の宇宙人」の話で、地球外生命体、つまり人類を作り、古代文明を導いた「神々」であった彼らは、遠からず確かに遺伝子や、パルスを操作しながら、地球上をマネージメントしてきたはずだ。もしかすると、神智学でいう「宇宙光線」もそうかもしれない。=光パルス

『ガイアナ神謡集』の中で、やはり「神々」が人間界に対して「周波を変える(水脈などを通じて特定の波動を流して人間界の波長を変える)ことで意識を変化させる」「一定の時代の記憶を全人類から消す」「一神教の神に扮して信仰を与える」「遺伝子に変化を齎すために神々が降臨し人間に受胎させる」などのエピソードを、描いている。今、もう執筆から15年を経て、「古代の宇宙人」のような映像化された「資料」や、ヒーラー仕事としてまとめた「ジェネシス神話」などがまた足がかりとなって、「失われた時代」の人類の歴史、その特殊な時代を生きる人々の生命叙事詩を、書いていくことが出来そうだ。

私の仕事などはあくまでも文芸作品・芸術作品であり、考古学でも科学でも無いから。空想や夢想を盛り込みながら、美しい叙事詩に編み上げていこう。『翠の公子』、始まりの章とだいたいの流れは、『神族の巫女姫』を書き終えた2006年時点から既に頭の中に流れていたけど、先日急に考え事をしていたら、最後の結末が浮かんだ。・・私の執筆パターンでこれはとても重要なファクターで、最後が決まれば、向かう先がインプットされるので、あとは自動で途中途中の物語は出来上がっていく。人物たちが勝手に喋り、場面が展開し、国が、歴史が動いていくのだ。

いよいよか・・長かったな。15年のブランクを経て。note での連載?が始まったら、興味ある方はぜひ、読んで下さいネ。

Love and Grace

(注意:ネットで「翠の公子 ガイアナ」と入れると全く関係ないサイトが出て来て、当時(ガイアナの配信が終わった頃)私が書いていたコメントの一部をペーストしているものを見かけましたので、ご注意ください。時々あるのですが、関係のないサイトです)

地球の未来。

今日は夏至。これから雨になるようで、空はどんよりとしている。

「古代の宇宙人」ではないけれど、同じくヒストリーチャンネルの特番「ノストラダムス・エフェクト」や「オークアイランドの秘宝」なども見てみる・・どれも面白い!その他、歴史系の番組以外では車関係が多いようで・・男臭いチャンネル、と言えるかも(笑)。少年の頃の夢、という感じも(欧米のかつての男の子たち=今は大人 が抱いていた冒険やわくわく)・・その中間かな。

オークアイランドとはカナダの小さな島。テンプル騎士団が十字軍時代にエルサレムの神殿から密かに運び込んだ「秘宝」が隠されているという伝承があるとか。コロンブスが「新大陸」アメリカを発見するよりも100年以上前に、政治的な理由で迫害を受けたテンプル騎士団の一部がスコットランドに落ち延び、その流れを汲んだ人々が「秘宝」を隠すために船出して、北極海つながりなのかな、カナダまで行っていたとか・・諸説あるらしい。

テンプル騎士団の旗とそっくりなデザインの旗を、現地のネイティブ部族が使用しているなど、多々、証拠もあるようで「トンデモ話」では済まされない何かがありそう。その島を含む州の名前が「ノバスコシア州」というらしく、「新しいスコットランド」という意味とか。

「ノストラダムスエフェクト」は予言や大災害の伝承を、ノストラダムスに限らず紹介する番組のようで、「古代の〜」でも取り上げられていたけど、やはりダヴィンチ。天才・奇才なのは知られているが、自然災害で人間界が壊滅するという思想?にある意味、取り憑かれていたようで、ノストラダムスと同じような予言風のメモも書き残しているという。興味深い。

昔、日仏で「モナリザに似ている」と言われたことがあるから、という訳ではないけど(笑)、(以前ルーブルでモナリザとも、人だかりだったのに、急になぜか人がはけて一対一でしばし対面できました) 瞑想していたら見知らぬ老人が出てくる、という時期が、ヒーリングを始めた頃に。見たことある気もするが、誰だろう?と思っていたら、後にダヴィンチの肖像画にそっくりだと気づいたり。以後、気になる存在。

予言、と言えば「古代の〜」で紹介されたブルガリアの盲目の老婆「ババ・ヴァンガ」の、地球の未来の予言も興味深い。読んでいると、とても尤もらしい感じもしてくる。何度かの戦争、壊滅を経て、5079年が「文明の終わり」としているのは、説明は出来ないけど感覚的に分かるような。神智学文献や、インドの伝承などとも照合出来そうな気がする。ババ〜の預言によると、その間には火星への移住、火星の独立戦争、近い所では水中都市のコロニーが(今から200年後くらいに)出来ている、地球から幾つかの惑星に人が移住。けれどトータルでの終焉が、5079年、とのこと。

あ、そうだ・・「月の秘密」が2304年、明らかにされる、というのもある。4308年には、遺伝子の突然変異により脳が活性、悪や憎しみの概念が完全になくなるそうだ。

アカシックレコードから読んでいるのだろうから、集合意識が刻んでいる概念的な記録に過ぎない。変わっていく可能性は常にある。

もう少し、今の私たちに引き寄せて感じて、考えてみると、(あくまで私個人の所見、感覚です)ここまで来るのにゆるやかに変化してきた地球文明も、そろそろ、ハイテクノロジーだったアトランティスにかなり近づいて来ているようだ。日本に居ると、技術はかなり世界トップクラスではあっても、文明という感覚が余りして来ない。ロボットとか、道具とか、電車とか、そういうものは日本が秀でているとは思うけど、島国意識がまだあるから、宇宙・・となると更に壁がある。けれど、政治的にも、情報も、研究の積み重ねも、多くの一般人の「研究家」たちも含めて、アメリカの基準を見せられていると、もうあと一歩で、宇宙時代だという感じがヒシヒシとしてくる。

アトランティスの反省をし、同じ過ちを繰り返さないための復習・おさらいの期間・・が、100万年あったアトランティスの後、今の文明期の初期としてのこれまでの1.5万年前後であったのでは。壊滅した所から、「神々」に情報や遺伝子を適度に授けられながら、あっという間に100万年のアトランティスの歴史をダイジェストでなぞった 1.5万年。けれど、あと3000年で文明期が交替するのかな。時間の流れが早くなるから、ゆっくりと進む1万年と、ハイテク社会の1000年を比較することは難しい。

5079年の文明の終焉が意味するところは、宇宙の別次元へ行くことにより、この次元での文明が終わるという意味らしい・・神智学の感覚と合致する。

密教曼荼羅のようなフラクタルな宇宙の中を私たちの魂は生きる。どこが始まりとか、終わりとか。考えつめていくと、時間というものが「存在しない」というのも、フっと腑に堕ちる瞬間がある。

そして目の前に戻って来ると、今とこれからはやはり、厳しい時代、厳しさを増していく時代なのだなと思う。なぜこの時代この時期を選んで生まれて来たのだろう? 一人一人に、その理由が必ずあるのだ。

Love and Grace

Amari

過去を見る目で今を見る

4部作のようになった、「パン○ミ○ク」絡みの日記記事の、今日はしめくくりになるかな?

というのも、いつものように長い時間をかけて考えたり感じたり、高次に求めたり受け取ったり、その間、その間に、体験がともない、直感でキャッチして、改めて整理し、ようやく理解できてきて・・お腹に収まる、更に時間をかけて時期をみて、こういう場所で一連の流れを記して、ご縁の方々や、必要でたどり着く方々へシェアする・・・というプロセスが終わった時に、高次からは「答え合わせ」が来る。

今朝、見ていた(またまた)「古代の宇宙人」。リアルタイムで配信されるものを素直に見ているので自分が選んだ訳でもなく、『地球外ウ○○ス』というタイトルがちょうど巡って来た。

シーズン3だから2011年に放送されたもののようだ(#23)。この番組の基本コンセプト「色々なものが地球外から来ている」のテーマの中に、過去の歴史上のパン○ミ○クを事例に話が展開する。そう、世界史において深刻な被害を出したパン○ミ○クが始まる直前、白昼、人々の目に触れる形でUFOが目撃されているという。古記録などからも多く例を挙げていた。

この番組がすっかり気に入ってしまったのは、映像や音楽などの演出と、出演者のクオリティ(UFO系の作家のみならず各分野の学者や専門家なども次々と話者として登場)だけではなく、何か根底にあって垣間見える制作側のコンセプトのようなものが、自分の基準に近く感じられたから。中立的でありながら、やはり基本は、「人類を生み出し、見守り、進化を導いている存在たち」としての「地球外生命」という像が、はっきりと存在しているように見える(今のところは。私の見方がズレていなければ)。

けれど、思想を押し付けるようにならない配慮か、(・・うん、まあ必要だと思う・・・)「絶対そうだ」とは言えない中立の立ち位置で一応は、毎回のテーマでさまざまな古代文明と宇宙の関連性などが紹介されている。「地球外のウ○○ス」は、上述したように地球外から、UFOなり隕石なり、宇宙存在たちが意図的に地球上にもたらしたものではないか、という話を、二極の可能性で紹介している。一つは、地球外の勢力が地球を滅ぼし手に入れようとしている、あるいは地球人を使って実験をしようとしている、などの、悪意によるものという考え方。

もう一方はその逆。人間の社会や文明のあり方を「正す」「気づかせる」ために、そのような手段を取る「神々」が居るのかもしれない・・という。

番組の終盤、結びのように、よく出演される考古学者の方が次のように語っていたのが、「まとめ」として配置されていたのではないかな。

「病気は人を変える。疫病を通じて、人間を進化させることも、進化を止めることも出来る。感情や思考に集団で変化を起こすことも可能。世界文明としての地球を変える何かが起きているのかもしれない。その準備をさせるために、『神々』(地球人類を作り、その歴史を見ている宇宙存在たち)は時折、歴史の中で(疫病を通じて)人類に準備をさせるのかも。」

・・・前回の日記に書いた「ライトボディの目覚め」にあったように(あれは宇宙存在や大天使のチャネリングによる本)、ウ○○スや、疫病という形態を取っているけれど、それが人類を進化させるためのスイッチ、である可能性を、ヒーリングなどの自己浄化体験を知っている人ならば、実感とともに理解できるだろう。ヒーリング後の浄化期間、好転反応が起こり、それが過ぎ去った時、スッキリして軽くなり、生まれ変わったように感じられたり、今まであった思考回路に変化が起こり、リニューアル、というのはよくあることだ。

そうかと言って、多くの人が犠牲になるのも仕方ないと言っているわけではなく、もちろん、医療や社会全体も、力を合わせて奮闘し、その難局を乗り越えるべき。その態度も含めて、個人の成長と同じく、試されるのだろうと思う。

この問題を、人間界だけでフラットに(単に三次元のみで)考えてしまうと、人間界の中で陰謀を企んでいる人や組織が居るとか、映画「インフェルノ」他のように人口を減らそうとした誰かが○イ○スを撒いたのかも?という、人間同士の分離的な発想になり、恐れが増幅・感染していく。そもそもの人間という存在、生命は大自然の一部であり、大自然とは神の領域、あるいは具現である、という視点を忘れずにいられれば、落ち着いて考えられる。

研究とはすべて、今と未来のために行われているものだと思う。どのようなジャンルも。過去に実際に起きたことを検証し、データを集め、考察し、今に生かして未来、よりよい現実世界を作るために生かしていく。

自覚したのはいつ頃だったか・・小学生くらいかな、歴史が好きだったお陰でとても役に立っている。特に研究史とか、研究者の人生そのもの、などに興味を持つことが多くて、ここ数年は、カレッジのマスタークラスのコンテンツや、ジェネシス世界観の構築のために、人文・宗教系だけではなく、自然科学や物理学など本来苦手な理系の分野でも、先人たちの歴史的な研究、発見や、その周囲で起きた各界や社会の人々の反応などについても、本を読んで来た。

シャンバラのような場所(善の高次領域)と繋がっている才能のある誰かが、使命に突き動かされるように、人生を賭けて素晴らしいもの、人類にとってプラスになる偉大な発見をした時、大概、既存の学術的な領域の人々はそれを冷ややかに見る。(テクノロジーや医学については余り抵抗なく新発見が受け入れられるかもしれない)

突拍子もない、既存の固定観念の枠を超えたものを見せられると、人々は抵抗をする。けれど、少しずつ事態は動き、認められていく。その後、また揺り戻しが来たりもする。歴史・考古系でよくあるのは、新しい資料が発見され注目された後に、「偽書だった」と「暴かれる」「叩かれる」などの抵抗する力が働く。けれどこれは、「古代の宇宙人」でも、映画「ダヴィンチコード」でもそんなセリフがあった気がするけど、一旦世に出してみたものの、人間の受け止め方がまだまだ期待するほどではなかったから、取り下げよう・・というような、高次の計らいが働くこともあるのかもしれない。

そんな風に、これから起きることも、誰かが何かを証明した途端、別の視点が挟まれ、論争になったり、良い流れが生まれては掻き消されたりするかもしれない。情報が混乱し、混迷していく中で、その都度、踊らされる社会であっては、ますます混乱を深めていくだろう。現象の中に、どのような力が働いているか・・体感したり、本能的に感じ取ったり、一番良いのは自分自身の高い部分(分かり易く言えばハイヤーセルフ)と連携し、人間社会に渦巻く二極のどちらかに、その時々でなびくのではなく、自立したエネルギーと意識をキープし、自分自身としての意図を、常に繰り出せるようにしておくことだ。

知識だけでは賢く学んだことにはならない。けれど直感だけでは、渡り歩くことに限界がある、複雑で混迷した時代の到来。

ほどよく知識を吸収しながら、実践・体験とそれを結びつけ、物質だけではない物事の道理、エネルギーの法則を体と感覚で身に付け、知識とともにそれで自身を磨き上げていく。

そのプロセスで、多くの、不要なものが外れて、静かに落ち着いていく。

ただ知識を身につけるだけでは、自分自身が複雑化していく可能性がある。(男性性の傾向)

ただ直感でその時を渡っていくだけでは、何が起きているか分からないから、未来について無関心になる。(女性性の傾向)

どちらも、危険な落とし穴を生み出す。メタフィジカルな学びにおいて、バランスの悪さは、成長ではなく、持っている性質をより色濃く深めることで、問題が根本的に解決しないゾーンにはまってしまう。

水瓶座時代の自立したニンゲンとは? バランスのとれた、迷わず、踊らされない、自分自身の内側から答えを引き出せる人、ではないかと思う。そこを目指していければ・・自然とそこに多くの人々が向かっていれば、パン○ミ○クは必要なかっただろうし、戦争や大災害のような更なる刺激も、止めることが出来るのではないかな。

日本に直接、迫る脅威のようなものは、まだもう少し先、10年〜15年先のような気がしている(あくまでも私の本能)。その間、社会の変化が感じられたら良い。高次は常に情報を更新し、プラン変更をするから。

みんな頑張っている筈だ。それぞれの分野で。

Love and Grace

モノリス

またまた「古代の宇宙人」視聴メモ。アルガンザのジェネシス神話、の中のアトランティス中興記〜末期や、自分なりに20歳ころから考えて来た「超古代」(歴史として認められてはいないけれど存在していたと思われる失われた文明期)、その「空白」時代に設定を置いて20年前に執筆した「ハピの巫女姫」「ガイアナ神謡集」(現・世界樹ブックス)、そして、それらの背景にあるシャンバラを含めた多次元的な地球という構造論・・と、通じる部分多く、うんうんと納得しながら、理系の方々が解説したり実験したりで論拠を見せて頂けるので、ありがたく。

2009年の最初のシリーズ5話は全部見て、新しいヴァージョンも見ていると、同じ話題を改めて取り上げていることも多いよう。けれど繰り返して貰えることで頭に入るし、NASAや考古学的発見、各ジャンルから上がってくる最新の研究結果などは常にアップデートされる訳で、大枠は同じでも更新して再び番組に・・というのは更にありがたい。

今のところ、日本のことは全く出て来ないけど・・(それは雑誌「ムー」などを開くと良いのかな?日本ではきっとそうなりますネ)日本で発見された「特別なもの」と同じと思われる話が出て来た。最初のシーズン、第四話から。「モノリス」を扱った回。モノリスとは、巨大な一枚岩による石造物のこと。ストーンヘンジのような。驚いたのは、エジプトやメソポタミア、南米にもあるオベリスクは、一本の石で出来ているとか・・アメリカで近年作られ首都ワシントンに聳えているオベリスクは、石のブロックを積み上げているそう。

(その後、ほぼ全シーズン視聴しましたが・・日本の話題も時々、出て来ています)

前にもどこかで聞いたことがある、ギザのピラミッド「発電所」説。細い左右の通路から薬品(物質の名前を忘れた・・)を流し込み化学反応させ、地球そのものの振動(シューマン波のこと?)を起こす仕組みと、その化学反応によって猛烈な勢いで水素ガスを発生させ、ピラミッドの先端部から放電。それを、近くに設置されたオベリスクが受信して、バランスをとった形で(電波塔の役目)放流。世界各地にある受信システムがそれを受信する。ストーンヘンジのような巨石建造物もその受信システムだったかもしれない。という話。

もちろん、太陽崇拝や天文観測の意味もあったと個人的には思っているので、ストーンヘンジ自体がどうかはわからないけど、ピラミッドとオベリスクに関してはとても納得。エチオピアにもオベリスクがあるそうだ。古い文明があると言われている場所だし・・(日本には無いのかな?もしあるとしたら、きっと熊野ではないかと直感的に思った。

モノリスの例として、ボスニアヘルツエゴビナやコスタリカで見つかったというほぼ完全な球体の石。わずかな誤差しかない球体を、硬い花崗岩で作っていて、大きいものだと直径3メートル。・・・これです、これ。奈良県の「神野山」付近で、工事の際に直径7mの巨大な球体が幾つも発見されたという話。近くには様々な超古代巨石文明の形跡が見つかっているよう。大好きな羊がいる牧場も近くにあるからぜひ行きたいと家族に頼んだものの、奈良に住んでいる間は見に行けなかったなあ(車が無いと行けないような所なのです)。

真剣になって探せば、きっと日本も。いや世界中で、アトランティスの痕跡も見つかるだろう・・し、ハンコック「神々の指紋」のように、頑なに有史時代の遺跡だと言われているようなものの多くが、実はアトランティス・・や、(名前は何であれ)有史以前の遺跡であることは多々なのだろう。インダス文明の遺物と言われているモヘンジョダロが、核爆発で滅びたという形跡が見られるという研究もあるとか。南米にも。そうそう、リビアングラスも、核爆発から生まれたガラスではないか・・という話もあった。インパクトガラスと言われているけど、隕石が落ちた場所が特定されていないのだとか。

オベリスクに花崗岩が使われているのは石英の結晶を沢山含むゆえで、伝導率を上げるため。波動を変換して電動するクォーツの力を応用したのだろうという話も。水晶の誤用・・でアトランティスが滅んだという説も確かにある。そうだ、カイラス山が、東洋の発電所だったという仮説も登場! カイラス、語源のカイラーサ(サンスクリット)が「ケーラーサー」=水晶、という説もあるので、水晶と発電・送電、の関係からも気になる。

アトランティスから今の文明期への切り替わり時期は、本当に興味深い。

そういう意味で、歴史はミニチュア化して繰り返すという事を改めて感じる。ミニチュア化、というのは、神智学では前文明のテーマやあり方を小さくして、次の文明の初期段階で体験・おさらいするという考え方がある。いや、本当にそうだと思う。それについても書きたい所だけど、長くなってしまうので、また。

Love and Grace