またまた「古代の宇宙人」から。シーズン9、102回。前にも見たけど改めて見ていて、最近考えていたことと繋がったのでメモ。
火星について。現在進んでいる移住計画と、過去、火星が地球のような星であった可能性、核兵器を使った宇宙戦争の名残り、それによる絶滅、一部の火星人種が落ち延びて地球へ・・そして地球に生命が生まれた、といういわば「火星が人類の故郷」という見解。その根拠として様々な学説や研究が紹介されていた。
ユダヤ教の聖書研究の分野では、古来、エノク書で描かれる「堕天使」とは、火星から来た火星人ではないかとする見解があるらしい。「堕天使」たちは身長が3メートル以上ある巨人で、翼などは無く、目が大きい、と伝承されているらしい。宇宙生物学的にも、重力が弱いため火星で人類が生まれて数世代経ったらば、そのような長身で細身、目がキョロっとしてくる事が分かっているとか・・ エノク書の堕天使というと、(ジェネシスのバイブルをまとめる際にも資料にしていた)「見張りの天使たち」(Watchers)であり、地球の女性たちとの間に子供を作って、そこから巨人たちが生まれた。そして「神」が怒り、大洪水を起こしたという物語。
火星から人類が来ているというのは、個人的には一部は、そうだと思っている。けれど、どちらかというとそれは主流ではなく、こっそりやって来た、あるいは核戦争が本当にあったのならばその時に、落ち延びて来た火星人たちが居たのではないかと。または、侵略者グループかもしれない。
火星にはかつて、地球と同じようにプレートの動き、火山活動があったとされている。けれど、アメリカ大陸を横断するくらいの大きな亀裂(「マリネリス峡谷」)の様子は、川の流れや火山活動によるとは思えない様相で、強力な宇宙雷による放電の痕、と考えられるとか。・・・どことなく、インドのインドラ神(バジュラ=雷を武器として持っている)や、ゼウス、オーディンなど、最高神たちが雷神であることを思い出させる。そして、それらは(根拠はなく、あくまでも感覚的に)シリウスっぽい神々でもある。
また、火星の大気には核爆発によって生まれる成分があり、放射性濃度が濃く検出される地域が二箇所あるという。その二箇所は地形にも、核爆発の名残りと思われる特徴が見られ、また爆発の高熱で溶けて出来るようなガラス質の地層であるという共通点もあるそうだ。
火星の地表を、撮影された画像を解析することで調べていくと、ピラミッド様の建物や、彫刻を施した像や建物の残骸なども見られる・・という話は割と有名かもしれない。地球上の古代遺跡でもたびたびあるように、建造物の配置が、プレアデス星団を象っている場所も見つかっているとか・・・。
そこで、「お!」と反応したのは、数日前に見ていた別のシーズンの同番組で(いつもランダムにチョイスして見ている)、地球上の古代遺跡のあちこちが、プレアデス星団の星の配置を象っているという内容を見ていて、「この番組が始まった頃は、ドゴン族やアボリジニ、エジプトなどの神話や遺物から、『人類の祖先はシリウスから来た』という話を比較的多く取り上げていた気がするのに、最近、「プレアデス寄り」に変わっているではないか」と、ハっと気づいた所だった。
アルガンザの「ジェネシス」世界観では、シリウスとプレアデス(という名のリラ文明)は相入れない、思想や未来の進路などにおいて対極に位置するため、とても大事なポイントであり、番組のファンとしては、この制作サイドの空気感、話の持っていき方の変化というのは、考えなくてはならないポイントだ・・と、考え事をしていた。そこで、開き直るように「理解した」のは、この番組の制作現場でエネルギー的な変化が起きている訳ではなく、最近どんどん新しい遺跡の発掘や、既存の遺跡を最新のテクノロジーで解析した結果の発見が相次いでいる訳だから、
「アトランティスにおける信仰が変化していった」、つまり、この番組で「古代に地球にやって来ていた宇宙人たち」が関係していた超古代の遺物としての遺跡群は、神殿などの重要な巨大建造物の名残な訳で、星の配置に合わせているというならば尚更に、神殿や、公共機関のような場所だったに違いない。それが、プレアデス星団を重要視するような信仰に、アトランティスの終盤には変遷していったのだろうと。
変遷、というのは、地球を導いている5次元的な中枢、ロゴスはシリウスである訳なので、当初、レムリアもアトランティスも、人心、人の意識はシリウスを向いていただろうけれど、
アトランティス終盤に起きた、「人類の堕落」と、現在も物理的に残っている、古代遺跡と呼ばれているけど実際には古代よりもっと古い遺跡たち・・が、プレアデスを崇めていることとは、関係があるのだろうと、「ジェネシス」の視点からも、考えていたところだった。
10年以上続いている番組なので、毎回、様々な話題を繰り出している中で、「古代に地球に来ていた宇宙人たち」は「ロボットである可能性がある」という回もあれば、「未来の地球人かもしれない」という視点を紹介する時もあるし・・ 何かの主張で色付けするような雰囲気は感じられないから、スピリチュアルな業界で起きているような、プレアデス方面への見えない思想およびエネルギー的誘導・・が、この番組をも包み込んでしまったか!?という、一瞬だけ感じた危惧は、余計な心配だっただろうと思い直す。
そこに、今夜たまたま流し見していて、火星の失われた文明(?があったとして)の「遺跡」が、アトランティス終盤と同じ様に、プレアデス星団を象っているというならば、何か、歴史の流れがひとつになって見えてくるような気がした。「ジェネシス」で想定している10億年前の最初の「文明」(天空文明)を襲った火星人ではなく、アトランティス終盤に今一度、火星が地球人類の文明に介入し働きかけるようなことがあったのではないか。
ヴェーダ神話や、北欧神話が伝える壮絶なる神々同士の空中戦、インドラやシヴァが繰り出す強烈な大量破壊兵器の威力などは、火星に残っている文明崩壊の痕跡と、関係しているのかもしれない。けれど、アトランティスの終盤の「歴史」が、現存する神話に語り継がれていると考えることは自然だけど、その頃(12000年前)まで、それでは火星に文明が反映していたのか?となると、現在の火星の環境などからその説が成り立つか、まったく有り得ない事なのか、素人には検討もつかない。今後の研究から、発表される情報などにより、分かって来るだろうか。
アトランティスとは関係なく、天空都市が壊滅された10億年前の出来事、と想定してみると・・その時、太陽系の警察的な立場をとっていたシリウスは、侵略をしかけた火星の勢力を罰するためにやって来たと「ジェネシス」では考えて(受け取って)いる。その時、シリウスが火星を攻撃して滅ぼしてしまったのだろうか?
それとも・・・ 次の文明(約4億年前、「アルカテラス」と呼ぶ)を滅ぼした勢力がシリウスと対立していた、と、やはり「ジェネシス」では書いている。火星を本拠地にしていた、シリウスと対立する勢力との間に、その時点で大戦争が起きたのだろうか?
まだ分からない事が多い。神智学の先人たちの研究書を読むと、これまで、クライアントセッションで見て来た風景と結びついて、また新たなジェネシスの歴史が整理されていくのかもしれない。それと関係があるような気もする、最近出て来ている「セラフィム」たちの悲劇、これまで出て来てなかった新たな原型物語。先日記事にして長文を書いていたら消えてしまった件。・・なのでまだ詳細は書かないけれど、ひとつの星、少なくとも巨大な都市文明が崩壊するような場面に、関わったセラフたちの記憶。もう少し資料が集まれば、まとまって来るのであらう。
難しいのは、地球には「神」が大きく言えば2通り、2方向、存在する。「光」と「闇」のように単純ではなく、それぞれが創造や育み、それぞれの「調和」の波長で働く。創造と破壊ではない。2通りの神というライン、それぞれに反応、呼応し、その声を聞いて、エネルギーを受け入れて、メッセージを(無意識も含めて)伝える人々がいる。芸術家や経営者、政治家も含めて。責任ある立場に居て「使命感」で動く人々は、導いている星系が違うと、表現しようとする言葉も導く方向も違ってくる。
それは善・悪で言い切れるものでもなく、ただ、向いているベクトルが違う。ゆえに、どうしても相入れない。そこに、破壊だとか、支配だとか、寄生して奪うようなエネルギーが混ざって来て、進化を担う神なる力(つまり「善」そして「愛」)の推進力を阻む。
スピリチュアルな人々は、みな「進化」「アセンション」するものだと自分たちでは思っている。けれど、多くは進化しない、させないベクトルの導きを受け取り、それに従っている。巧みなので、非常にわかりづらい。プレアデス信仰は、火星から来た?という可能性。そしてその文明が宇宙戦争で滅びた?という歴史。・・この発見(情報)は、なかなか影響力が大きいだろう。
そして今、人類の一部は火星への道を目指しているようだ。肉体や感情という仕組みに固執する文明か、肉体に縛られている現在の人間システムを超えて進化(これがいわゆる「アセンション」)する文明か・・二手に分かれていくことは避けられない、各ソウルの選択に委ねられるということか。本来、「スピリチュアル」は後者を扱う分野であるところ、「感情は大切」「貴方はそのままで完璧」は、前者のメッセージである・・つまり「スピリチュアル」ではない。物質主義・感情主義、ということだ。
ちなみに、後者の考え方は肉体や感情をおろそかにするという意味ではなく、ヨーガやインド的思想で示されるように、肉体ほか人間の重たい部分をうまく統御し、苦しみや病いなどの問題を起こすメカニズムを克服して、魂とフィジカル、物質と非物質をひとつに調和させていくという方法論だ。更にその先は悟りや解脱であり、物質界での輪廻転生という束縛から、ソウルが解き放たれるという地点を、一旦のゴールとしている。つまりそれがアセンションであり、進化の道なのだ。
Love and Grace