スピリチュアルな意味での時代の変化により、「身を守る」ことの意味が変わって来ていると感じています。これまでの時代は「自身の安全を守る」というと、三次元的な意味や価値観における「安全」を意味していました。思えばそれは、少なくとも表面的には社会が平和であり、豊かでもあったから。
既にコロナ禍の2020年より「平時」ではなく「戦時」だという意見をよく聞きますが、年々その実感が増して来ますよね。それも物質世界での(今のところは主に海外の)実際の戦闘や争事、経済的な意味での摩擦、だけではなく、情報による抗争は既に私たち、日本人は十分に巻き込まれている、いや、むしろその渦中に居ると言えるでしょう。
ヒーラーという仕事をして来たことから、常に人間の意識、というものには焦点を当てて感じて考えて発信して来ましたが、「利己ではなく利他」「意識が現実を作る」など、本心からの発信でしたが何となくそれは、聞いてはもらいつつもどこか空間にただコダマのように響いているような、そんな手応えでした。
メタフィジカルを学ぶ人々はそういった事を知りたくて、興味深く聞いてくれますが、「でも、そうは言っても… 人間ですから.. 生活がありますし… 家族も… でも、きっとそうだとは思うので、取り敢えず学んでおきたいです。」と、そんな受け止め方を、生徒さん、お客さんたちがされていると感じて来ました。
本当に本気のごく一部の人間だけが、学んだ中からそれを実践する人生に切り替えていく、という感じ。
ところが… 今は、そして今後はますます、そのような意識セットをしていかないと、むしろ自分の安全を守れない、という時代になってきているようです。多くの人、先輩方の発信を、(普段しないのですが、神智学でも「変換点」と言われている2025年についての情報を確認するため)見ていると、皆さんが言っていることのエッセンス、これからの時代に私たちが自分と周囲を守る為にやるべきことは、
意識が現実を作ることを知る、それを実践する こと
利己ではなく、利他の心で生きる こと
物質世界に根ざした考え方を改め、精神に根ざした価値観で生きる こと
そこに集約されると思います。
100年近く前、第一次、第二次世界大戦期に書かれた神智学の分野、A.ベイリー著書(チベットの高僧ジュワルカルによる通信をチャネリングして書かれたもの)でも、来たる水瓶座時代についてまさに同じ事を伝えていますし、実際に今がその切り替えの時、なのです。
上に書いた3つのこと。実践していたら、これまでの世界であればどうでしょうか? 覚悟をして自分でそれで生きていたら、幸せだとは思います。けれど、多くの人の価値観に照らすと、一般的ではなく、どこか森にでも遁世して静かに暮らす人の価値観、という感じですよね。三次元世界の人生において、社会でのあり方として、それで身を守れるとは言い難い。
けれど、「今はまだ信じられない」という人もいるかもしれませんが、それがひっくり返る転換ポイントが来ているようです。
逆に、時代の人類に求められる周波数や意識状態(神のような世界がそれを常に決めている、また、人類自身の集合意識が共同創造もしている)が、上のようなものなのだから、その時代のスタイル、というものに、現実が作り替えられていく。
その中で、「身を守る」ための意識や価値観も、ひっくり返る、という訳です。
アリス・ベイリーを読んでいても(「人類の問題」「ハイラーキーの出現」など/AABライブラリー)良識ある人々の意識変容がうまく運び、社会の作り替えが実現される時は、かなりの問題が発生し、人間社会はそれに対処しなくてはならないけれど… 今では夢にも思わないような方向へ、解決していく、と言っています。
想像するに、AIの台頭もあるし、よく言われるように資本主義経済が崩壊し、雇用などもなくなる?(それに近い事がA.Baileyにも書いてあります..)ために、今のように「食べていくために働く」のではなく、十分にある時間を何か別のことに使うような、人間の日々のあり方にシフトするようです。
どんな毎日になるでしょうか。最小限、必要な労働をしたり、子どもや学生は勉強をしたりするでしょうけれども。あとは、得意分野や好きな分野に没頭して大人も常に無邪気にそれを楽しみ、何より大切なことは、自然を愛でたり、地球の声を聞くことに常に意識や心を向けているようなあり方を、実現出来るのではないでしょうか。
先日、Youtube を見ていたら或る先生がまったく同じことを仰っていました。その未来像に向けて、世界を動かそうとしている人物について語っていて。そんなヴィジョンを見ている人々は世界中にかなり居て、さまざまな分野で活躍しているように思います。
そして、この時代を目掛けて生まれて来たのが、今生きている私たち。自分としてのコンセプトや意図をもって、歩んで行きましょう。
人任せの精神や、意図をもたずに流されておく、日和見、などは、むしろもう変わり始めた2025年以後においては、『身を守る』ことには繋がらない。これまでの思考癖を変えていく必要がありそうです。
自分で情報や状況を見定め感じ取り、何が本当に今大切か、を、キャッチできる感覚、センサリーや、高次・ハイヤーセルフからの導きを自分自身の内側で汲み取れるような、自分づくりがこれから、「身を守る」ために必要になるでしょう。そして「身を守る」ことの意味を、知っておかなくてはならない、そんな時代が来ました。
Love&Grace
Amari