文明に秘された真実

歴史上、争いの絶えない「禁断の土地」つまり紛争地域。そこは、古代遺跡や遺物が多く何らかの「古代の秘密」が眠る土地であり、紛争によって破壊されたり、禁足地になるなどして、人類が古代の秘密、つまり自分たちが宇宙のルーツを持つということを知らないままでいさせるという、力が働いているのではないか・・という仮説。これも自分の以前からの興味と響き合うテーマで、面白かった。

『古代の宇宙人』(ヒストリーチャンネル)から。

やはりこの番組の制作サイドは、視点が通常のこの手の分野を扱うメディアとは一段違っていて、押しつけも無く、中立的で心地よく見ていられる。
紛争、歴史上の征服戦争など絶え間ない争いの中で、古代の叡智に手が届かないようにしている力が働いている、というけれど、エジプトなどは堂々とピラミッドや遺跡が発掘されているではないか・・と思うかもしれない。が、実はほとんどはまだ砂の中で、発掘できているのが何と1%程度だという。

いわゆる古代エジプトの時点で既に砂に埋れた遺跡が多かったというから、さらに古い時代。エジプトの「神代」は『ゼプテピ(最初の時)』というらしい。きっとアトランティス、或いはアトランティス終焉後の始まりの時だと思うけど、都市がまるごと、まだ埋まっていると考えられる。また、エジプトの王朝衰退後、ヌビア、アッシリア、ペルシャ、そしてギリシャ(アレクサンダー大王)と異民族が支配している時代が長く、文献や遺物は多く破壊されているという話は有名だ。(アレキサンドリア図書館も)

メソポタミアの大図書館も、中国でも、王朝が変わるたびに古い叡智は破壊され、書物は焚書にあっている。西洋人による「新大陸」征服も同じく。小さな島国日本でもおそらく、隠蔽された時代があったことだろう。縄文の記録や、太古文明の名残の建造物、聖地なども。聖職の人々の血筋や、存在も抹消されていったのかも。

チベットは密教による国政だけではなく何らかの古代の叡智を守るために、鎖国状態だったという話はよく聞く。中国による侵攻でダライ・ラマがラサを追われた数十年前から、中国軍はやはり宗教遺物の破壊などを行っているようだ。

歴史上よくあるこの人間の慣習、他文化を否定し征服者としての自分たちの歴史に塗り替えていくためであろうと思って来たけど、この番組ではそこに、地球に関わっている宇宙人たちによる力が働いているという仮説を提示している。理由は、(数名の話者によって若干の見解の違いはあるが)人類にまだ「真実」を知らせるべきではないという配慮、あるいは宇宙人側の事情、都合から、文明や人類の状況を操っているという。。

それが悪意かどうかは置いておいて、その通りだろうと思うし、実際に「ハピの巫女姫」や「ガイアナ神謡集」で(2003~2006年に執筆)そのように描いていた。ただ、番組ではそこまで踏み込んでいなかったけれど、ニューエイジのスピで言われているように、様々な宇宙存在のグループがあり、人類と文明を巡って色々な事が起きている、というのがポイントだ。人類の進化を見守り導く勢力、そこの「親子関係」の邪魔をし人類あるいは地球を搾取し、利権を得ようと?している勢力、両者の拮抗。もっと様々な勢力、グループが混淆しているのかも。

中南米にもジャングルの中に膨大な数のピラミッドや都市があることが近年の衛星写真などから判明したが、政情不安や危険な組織による占拠で近づけなくなっているらしい。イスラム諸国でもニュースで伝えられていたように、多くの遺跡が破壊され、博物館などの収蔵品さえ襲われ壊され、失われている。イスラエルの神殿の丘は、秘密が隠されているというが、3宗教の争いから発掘調査なども難しい。

日本でよくある「天皇陵」により発掘できない古墳や、神社などの禁足地なども・・もしや、そのような宇宙由来の何かを守るためという事も考えられる。

この「古代文明の遺物に残る真実」に触れさせないための手段として「人間同士を争わせる」ことが起きているとすると? 番組で紹介されていたのが、人間の遺伝子に手を加えて、暴力性を引き出すというちょっと怖いけどありそうな話。最新の遺伝子研究で、マウスで実証されているそうだ。ウイルスを遺伝子操作して脳に埋め込み、特有の光パルスを当てると、その信号を受け取ったマウスたちが暴力的になり争い始めるという。

当初番組が放送されたのは(シーズン9だから)2019〜2020年頃だと思うけど、今見るとちょっとデリケートで、人ごとではない世の中になっている。。。

たとえば埋め込むのが「暴力性」ではなく「怠惰性」でもアリかもしれない。というか、与える刺激によってそれを変動させることも可能かもしれない。ラジャス過剰にするも、タマス過剰にするも、操作できるということになる。これはあくまでも「古代の宇宙人」の話で、地球外生命体、つまり人類を作り、古代文明を導いた「神々」であった彼らは、遠からず確かに遺伝子や、パルスを操作しながら、地球上をマネージメントしてきたはずだ。もしかすると、神智学でいう「宇宙光線」もそうかもしれない。=光パルス

『ガイアナ神謡集』の中で、やはり「神々」が人間界に対して「周波を変える(水脈などを通じて特定の波動を流して人間界の波長を変える)ことで意識を変化させる」「一定の時代の記憶を全人類から消す」「一神教の神に扮して信仰を与える」「遺伝子に変化を齎すために神々が降臨し人間に受胎させる」などのエピソードを、描いている。今、もう執筆から15年を経て、「古代の宇宙人」のような映像化された「資料」や、ヒーラー仕事としてまとめた「ジェネシス神話」などがまた足がかりとなって、「失われた時代」の人類の歴史、その特殊な時代を生きる人々の生命叙事詩を、書いていくことが出来そうだ。

私の仕事などはあくまでも文芸作品・芸術作品であり、考古学でも科学でも無いから。空想や夢想を盛り込みながら、美しい叙事詩に編み上げていこう。『翠の公子』、始まりの章とだいたいの流れは、『神族の巫女姫』を書き終えた2006年時点から既に頭の中に流れていたけど、先日急に考え事をしていたら、最後の結末が浮かんだ。・・私の執筆パターンでこれはとても重要なファクターで、最後が決まれば、向かう先がインプットされるので、あとは自動で途中途中の物語は出来上がっていく。人物たちが勝手に喋り、場面が展開し、国が、歴史が動いていくのだ。

いよいよか・・長かったな。15年のブランクを経て。note での連載?が始まったら、興味ある方はぜひ、読んで下さいネ。

Love and Grace

(注意:ネットで「翠の公子 ガイアナ」と入れると全く関係ないサイトが出て来て、当時(ガイアナの配信が終わった頃)私が書いていたコメントの一部をペーストしているものを見かけましたので、ご注意ください。時々あるのですが、関係のないサイトです)

モノリス

またまた「古代の宇宙人」視聴メモ。アルガンザのジェネシス神話、の中のアトランティス中興記〜末期や、自分なりに20歳ころから考えて来た「超古代」(歴史として認められてはいないけれど存在していたと思われる失われた文明期)、その「空白」時代に設定を置いて20年前に執筆した「ハピの巫女姫」「ガイアナ神謡集」(現・世界樹ブックス)、そして、それらの背景にあるシャンバラを含めた多次元的な地球という構造論・・と、通じる部分多く、うんうんと納得しながら、理系の方々が解説したり実験したりで論拠を見せて頂けるので、ありがたく。

2009年の最初のシリーズ5話は全部見て、新しいヴァージョンも見ていると、同じ話題を改めて取り上げていることも多いよう。けれど繰り返して貰えることで頭に入るし、NASAや考古学的発見、各ジャンルから上がってくる最新の研究結果などは常にアップデートされる訳で、大枠は同じでも更新して再び番組に・・というのは更にありがたい。

今のところ、日本のことは全く出て来ないけど・・(それは雑誌「ムー」などを開くと良いのかな?日本ではきっとそうなりますネ)日本で発見された「特別なもの」と同じと思われる話が出て来た。最初のシーズン、第四話から。「モノリス」を扱った回。モノリスとは、巨大な一枚岩による石造物のこと。ストーンヘンジのような。驚いたのは、エジプトやメソポタミア、南米にもあるオベリスクは、一本の石で出来ているとか・・アメリカで近年作られ首都ワシントンに聳えているオベリスクは、石のブロックを積み上げているそう。

(その後、ほぼ全シーズン視聴しましたが・・日本の話題も時々、出て来ています)

前にもどこかで聞いたことがある、ギザのピラミッド「発電所」説。細い左右の通路から薬品(物質の名前を忘れた・・)を流し込み化学反応させ、地球そのものの振動(シューマン波のこと?)を起こす仕組みと、その化学反応によって猛烈な勢いで水素ガスを発生させ、ピラミッドの先端部から放電。それを、近くに設置されたオベリスクが受信して、バランスをとった形で(電波塔の役目)放流。世界各地にある受信システムがそれを受信する。ストーンヘンジのような巨石建造物もその受信システムだったかもしれない。という話。

もちろん、太陽崇拝や天文観測の意味もあったと個人的には思っているので、ストーンヘンジ自体がどうかはわからないけど、ピラミッドとオベリスクに関してはとても納得。エチオピアにもオベリスクがあるそうだ。古い文明があると言われている場所だし・・(日本には無いのかな?もしあるとしたら、きっと熊野ではないかと直感的に思った。

モノリスの例として、ボスニアヘルツエゴビナやコスタリカで見つかったというほぼ完全な球体の石。わずかな誤差しかない球体を、硬い花崗岩で作っていて、大きいものだと直径3メートル。・・・これです、これ。奈良県の「神野山」付近で、工事の際に直径7mの巨大な球体が幾つも発見されたという話。近くには様々な超古代巨石文明の形跡が見つかっているよう。大好きな羊がいる牧場も近くにあるからぜひ行きたいと家族に頼んだものの、奈良に住んでいる間は見に行けなかったなあ(車が無いと行けないような所なのです)。

真剣になって探せば、きっと日本も。いや世界中で、アトランティスの痕跡も見つかるだろう・・し、ハンコック「神々の指紋」のように、頑なに有史時代の遺跡だと言われているようなものの多くが、実はアトランティス・・や、(名前は何であれ)有史以前の遺跡であることは多々なのだろう。インダス文明の遺物と言われているモヘンジョダロが、核爆発で滅びたという形跡が見られるという研究もあるとか。南米にも。そうそう、リビアングラスも、核爆発から生まれたガラスではないか・・という話もあった。インパクトガラスと言われているけど、隕石が落ちた場所が特定されていないのだとか。

オベリスクに花崗岩が使われているのは石英の結晶を沢山含むゆえで、伝導率を上げるため。波動を変換して電動するクォーツの力を応用したのだろうという話も。水晶の誤用・・でアトランティスが滅んだという説も確かにある。そうだ、カイラス山が、東洋の発電所だったという仮説も登場! カイラス、語源のカイラーサ(サンスクリット)が「ケーラーサー」=水晶、という説もあるので、水晶と発電・送電、の関係からも気になる。

アトランティスから今の文明期への切り替わり時期は、本当に興味深い。

そういう意味で、歴史はミニチュア化して繰り返すという事を改めて感じる。ミニチュア化、というのは、神智学では前文明のテーマやあり方を小さくして、次の文明の初期段階で体験・おさらいするという考え方がある。いや、本当にそうだと思う。それについても書きたい所だけど、長くなってしまうので、また。

Love and Grace